福岡・天神の「リストランテKubotsu」は12月1日〜25日、クリスマス特別コース(ランチ、ディナー)を展開中。今年の同コースの中で、料理長の窪津朋生さんが自信を持って紹介する一皿が、でき立て、熱々の状態で提供するスペシャリテ「木本さんの和栗とフォアグラのモンブラン仕立て」だ。
始まりは、窪津さんが「世の中に、冷たいデザートのモンブランはあるけど、熱いモンブランって、そういえばないな。なぜだろう?」と疑問に思ったことから始まる。この料理のアイデアを思いつき、完成に至ったという。
一見してデザートに見えるこの一皿は、実はソテーしたフォアグラをメインに採用。ローストした紅はるか(サツマイモ)の上にヘーゼルナッツとクルミをのせ、直前にソテーしたばかりの熱々の状態のフォアグラを重ね、バルサミコのソースをかけ合わせる。まだ熱い状態の和栗ペーストをフォアグラを覆うようにしぼり、ジャガイモでつくったリースを添えた。
フォアグラの香りとバルサミコソースの酸味、紅はるかの風味、温かい和栗の食感に広がる。和栗は、窪津さんが長年関係をもつ熊本の生産者、木本さんから仕入れたものだ。
窪津さんは「木本さんの和栗はこの季節に必ずメニューに取り入れる食材。9月に収穫された和栗を仕入れて、約2ヵ月間熟成します。そうすることで栗の甘みと香りが増して最高の状態になります」とコメント。「この『木本さんの和栗とフォアグラのモンブラン仕立て』はデザートのように見えるので、お客様にご提供すると、味とのギャップに皆さんびっくりされます。クリスマスという特別なイベントにもぴったりだと思います」と語っている。
◇「木本さんの和栗とフォアグラのモンブラン仕立て」概要
アップグレードメニューとして変更可能。
コースの前菜と差し替え:3,729円
アラカルトとして:4,972円
*または総額32,318円のディナーコースの一品としてお召し上がり可能。
*総額には消費税、サービス料が含まれる。