吉祥寺:都内屈指の名店「アテスウェイ」何度も通いたいケーキ美術館

アテスウェイのケーキケーキ
吉祥寺「アテスウェイ」のケーキ

東京都内屈指のスイーツ名店として知られる武蔵野市吉祥寺の「アテスウェイ(a tes souhaits!)」。見た目も華やかで濃厚な味わいのケーキを多数揃えている。

店舗は、中央線吉祥寺駅と西荻窪駅の中間、東京女子大学のすぐ向かいに位置する。東京女子大学の住所は「東京都杉並区善福寺」だが、アテスウェイの住所は「武蔵野市吉祥寺東町」。まさに杉並区と武蔵野市の境目にある。

店名の「a tes souhaits!」は仏語で、直訳すると「(君の)願いが叶いますように!」。また、誰かがくしゃみをしたときにかける「お大事に!」という言葉でもある。

同店のオーナーシェフである川村英樹さんは1997年、「第16回クープ・ド・フランス世界大会」で日本人初の総合優勝を果たした他、数々の国際大会で活躍。2000年に仏国に渡り、ブルターニュ地方の四つ星ホテルで勤務。翌2001年に帰国し、吉祥寺にオープンした「アテスウェイ」のシェフパティシエとなる(2007年よりオーナーシェフに就任)。

川村さんは2015年より、英国王室御用達、仏最優秀職人賞を受賞するなど、世界を代表するパティシエ・ショコラティエのみが入会を許される仏協会「ルレ・デセール」の数少ない日本人会員のうちの1人として名を連ねる。

そんな同店の開店時間である11時頃に向かうと……すでに行列が。男女問わず大勢の人がアテスウェイのケーキを目的に列をなしている。暑い日には、ケーキ販売店舗の隣にあるジェラテリア「アテスウェイ グラスエショコラ」で冷たいジェラートに舌鼓を打ちながら並ぶこともできる。

店内は撮影禁止。ガラスのショーケースに並べられた多数のケーキは圧巻で、キラキラ光る宝石のよう。撮影禁止というのが納得できるくらい、エンタメ性・アート性の高いショーケースで一見の価値あり。まるでケーキの美術館。

そして購入したケーキはどれも美味。食べるのがもったいないくらい洗練されたビジュアル。しかし、食べないのもまた、もったいない。

どれも濃厚な味わいで、計算された趣向が楽しい。多数のケーキが揃っており(時期によってラインアップ異なる)、とても1度では味わい尽くせない。四季折々通って全メニューを試したくなるお店だ。

なおアテスウェイの人気ケーキはモンブラン。こちらは毎年秋に展開される。朝からモンブランを求める人が列をなすため、確実に入手したい人は開店30分〜1時間前から並ぶのがおすすめ。

【アテスウェイ吉祥寺店】
住所:〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町3-8-8 カサ吉祥寺2
時間:11時〜18時
電話:0422-29-0888

※2023年10月29日に加筆および新たな写真を追加掲載しました。

「アテスウェイ」のモンブラン「アテスウェイ」のモンブラン吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ吉祥寺「アテスウェイ」のケーキのイメージ
テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました