本格化するクリスマスケーキ商戦 ”平日クリスマス”や”おひとり様消費”を背景にホール&カットの2極化進む

「アンテノール」の「ホワイト・スノーマン」(2024年撮影)編集部
「アンテノール」の「ホワイト・スノーマン」(2024年撮影)
東京・紀尾井町のホテルニューオータニの「新スーパーあまおうショートケーキ」1,512円
東京・紀尾井町のホテルニューオータニの「新スーパーあまおうショートケーキ」1,512円

 12月20日土曜日頃より、クリスマスケーキ商戦が本格的に動き出した。街の洋菓子店や百貨店、量販店の売り場にはケーキがずらりと並び、年に一度の”甘い主役”を求める空気が高まっている。2025年は、従来のホールケーキ一辺倒ではなく、カットケーキの存在感が例年以上に増している。

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「キル フェ ボン」の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円〜
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 背景には、昨年同様の”平日クリスマス(12月24日が水曜日、12月25日が木曜日)”であることに加え、家族構成やライフスタイルの変化がある。少人数世帯の増加による”おひとり様消費”や、食べきりサイズを好む傾向が強まる中、「大きなケーキを囲む」ことよりも「好きなケーキをそれぞれ選ぶ」クリスマスの過ごし方が定着しつつある。ショートケーキやチョコレートケーキ、タルトなどを個別に組み合わせ、テーブルを彩るスタイルは、見た目の華やかさと実用性を兼ね備える。

「シャトレーゼ」の「Xmas アソートデコレーション」税込み4,212円
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 洋菓子店側も、このトレンドを敏感に捉えている。クリスマス仕様の飾りを施したカットケーキや、複数個をセットにしたボックス商品やアソートセットを用意する店が増え、価格帯やボリュームの選択肢も広がった。ホールケーキに比べ、製造や在庫管理の柔軟性が高い点も、店舗にとってはメリットだ。

ファミリーマート「ガトーブランシュ5号」税込み4,950円
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 一方、ホールケーキの需要が消えたわけではない。特別感やイベント性を重視する層にとって、ロウソクを立てるケーキは、今も変わらぬクリスマスの象徴だ。今年は定番のイチゴのショートケーキに加え、高級素材(特にあまおう)やデザインで個性を打ち出した高付加価値ケーキも多く、二極化が進んでいる印象すら受ける。

「アンテノール」の「ホワイト・スノーマン」(2024年撮影)
「アンテノール」の「ホワイト・スノーマン」(2024年撮影)

 店や施設によっては、ホールケーキは9〜12月中旬に事前予約で受け付け、極力在庫を出さないように販売しつつ、クリスマスケーキの実販売が本格化する12月下旬のタイミングで、ホールケーキを買わない層に対して予約不要のカットケーキをアピールする。そんな2段がまえの販売行動も見てとれる。

 ホールケーキか、カットケーキか。選択肢が増えたことで、消費者はより自分たちに合ったクリスマスを演出できるようになった。ケーキ売り場に広がる多様なラインアップは、変化する時代の縮図と言えるのかもしれない。

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