銀座ルノアールは4月25日、東京都府中市の「ぷらりと京王府中」に、新ブランドのカフェ「アリーヌ カフェ エ シュクルリ」（以下「アリーヌ」）の1号店「ぷらりと京王府中店」をオープンする。オープンに先がけて、報道陣向けに内部が公開された。
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同新店は、府中駅の改札を出て1階に降り、啓文堂書店のレジ近くに位置する。ビルの外からは「アリーヌ」の光る看板が目立つ。南仏風の内装も目を引く。
同店の一押しは、牛乳と卵、フルーツで作るリムーザン地方の郷土デザート「クラフティ」。オープン時は同店オリジナルの「赤い果実のクラフティ」をはじめ、6種の「クラフティ」を展開。トッピングでアイスまたはホイップを追加可能。府中店ではそれぞれ税込み850円で提供予定。
まずは店の雰囲気を味わいたいという人のおすすめは「デザートプレート」。口溶けがしっとりした「ホワイトチーズテリーヌ」、瀬戸内レモンピールを使ったレモンケーキ「ケークオシトロン」、チェリーの「クラフティ」をセットにしたメニュー。価格は税込み920円。全体的に優しい酸味があり、女性に好かれそうな味わいだ。
また「ビーフシチュー」（税込み1,400円）や各種グラタン（各・税込み950円）、「ニース風サラダ」（税込み850円）に加え、「ソーセージの盛り合わせ」（税込み710円）や各種アルコールも用意。喫茶室ルノアールは空間提供を意識しているが、「アリーヌ」はランチ、ティータイムのスイーツ・食事提供に重きを置いている印象を受ける。
銀座ルノアール社の猪狩安往社長は、コロナ禍を「厳しい甚大な被害を受けた」と振り返り、今年度は「コロナ前の業績に追いつき、追い越す」一環で今回の「アリーヌ」をオープン。「アリーヌ」のオープンにあたって「原点回帰。新しいステージに展開していきたいという気持ちもある」とコメント。これまで獲得が難しかった女性層の獲得や、出店が難しかった駅ビルへの進出など、たしかに今までとは異なるチャレンジを行う姿勢が見える。
同店は、「アリーヌと南仏」をテーマに家庭的で温かなイメージを大切にし、手作りスイーツでもてなす新ブランド。フランスの伝統菓子である手作りのクラフティをはじめ、南仏の家庭料理をイメージしたメニューを提供する。
ブランド名のモチーフにした「アリーヌ（Aline）」は、フランスの印象派の画家ルノワールの絵画制作を献身的に支えた最愛の妻であり、料理好きで純朴、家庭的な人であったと言われている。銀座ルノワールは、ビジネス街を中心に出店するメインブランドの「喫茶室ルノアール」に寄り添えるようなカフェを創りたいという想いから、「アリーヌ」をブランド名に選定した。
4月22・23日はプレオープン日となり、11時から16時まで営業。その後月曜日から土曜日までは、「喫茶室ルノアール」の流れを引き継ぎ、朝7時から夜22時まで営業する。
なお、季節に応じてメニューが変更される場合あり。また、今後の新店舗ではエリアに応じて価格が異なる可能性あり。
【アリーヌ カフェ エ シュクルリ ぷらりと京王府中店】
住所：東京都府中市府中町1-2-1
席数：51席（全席禁煙）
時間：
月〜土：7時〜22時
日祝日：7時〜20時
電話：042-319-0237
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