
菓子メーカーのユーハイムは4月13日より、大阪で開催される2025年日本国際博覧会にて、バウムクーヘン専用AIオーブン「テオ(THEO)」を実装したカフェを出店する。それに伴い、今回はメディア向けのバウムクーヘン専用AIオーブン「テオ(THEO)」万博出展記念PRイベントを開催した。
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2025年日本国際博覧会では、「EARTH TABLE~未来食堂~」エリアとメインエントランスのフードトラックエリアの2か所で出店。「EARTH TABLE~未来食堂~」ではバウムクーヘン専用AIオーブン「テオ(THEO)」を3台実装し、バウムクーヘンの食べ放題を楽しめる「テオズカフェ バイ ユーハイム(THEO’S CAFE by JUCHHEIM)」をオープンする。「テオ(THEO)」は身長107センチ、ウエスト77センチ、体重130キログラムの比較的小型ロボットで、表情も変わって愛嬌のあるかわいらしいAI職人だ。
電子レンジのように中が見える構造のため、徐々に層が増えていく様子も楽しめる。カフェ内は、バウムクーヘンの生地を作る際に出る卵の殻を壁とテーブルの材料として使用したり、白を基調に丸みを帯びた椅子など、卵をモチーフにしている。
今回の食べ放題形式は、「テオ(THEO)」の得意とする2つの特徴が決め手となったという。1つは職人の技術を約3日で習得する学習能力と再現性。これを生かして複数のレシピや約2ヵ月ごとに異なる新フレーバーを出し、バウムクーヘンの食べ比べを実現したいと話した。2つ目はロボットならではの持久力と忍耐力。1度習得したレシピでひたすら長時間焼き続けることで、お客さんは止まらずにどんどん食べ続けられる。

同イベントの試食では、2025年日本国際博覧会のカフェと同様の方法で提供した。焼きたてのバウムクーヘンをワゴンに乗せ、目の前で切り分ける。今回提供したレシピは、同社で50年間バウムクーヘンを焼いているベテラン職人を元にしているそうだ。切り分けられたバウムクーヘンは見慣れた形とは異なり、まるでケバブの肉を削ぐようだ。やや手が小さい人の握りこぶし程度のサイズで、分厚さもしっかりとある。

実食すると口に入れた瞬間、想像以上のフワフワ感に驚いた。しっとり感がありながら、まるでシフォンケーキのような軽さと柔らかさ、口溶けのよさが揃っている。柔らかさは力を全く入れずにフォークを降ろしただけで切れてしまうほどで、これは焼きたてでしか味わえないものだという。
さらに、ほどよい温かさと卵の味わいが好相性で、優しい甘さの余韻も続く。普段店舗などで販売するときは切り落としてしまう端部分も、軽く焦がしているためカリッとしていて食感の違いも楽しめた。トッピングには、クリームやイチゴジャム、ジェラートを揃えている。イチゴジャムは、甘酸っぱさがアクセントとなってバウムクーヘンの優しい甘さを引き立てる。クリームは甘さ控えめで生地にスッとなじみ、口の中で生地とともに溶けていくような感覚を楽しめた。
最初のたったひと口で、バウムクーヘンの概念をひっくり返された。バウムクーヘン特有の、飲み物が欲しくなったり喉に詰まるといったことはほとんどなく、まさに「飲むバウムクーヘン」とも言える。
さらに「テオ(THEO)」の焼きたてバウムクーヘンは、2月20日より東武百貨店池袋本店にて行われる「バウムクーヘン博覧会」でも楽しめる。











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