みなとみらい:「資生堂キッチンラボ」季節に寄り添う薬膳パフェで心も身体も楽しむひととき

Shiseido Kitchen Lab「BEAUTY YAKUZEN パフェ」レポート
「BEAUTY YAKUZEN パフェ」税込み2,530円
Shiseido Kitchen Lab「BEAUTY YAKUZEN パフェ」
「BEAUTY YAKUZEN パフェ」税込み2,530円

1月22日、東洋医学的思想にもとづいた「美×健康」がコンセプトの新たな食体験ができるカフェレストラン「資生堂キッチンラボ(Shiseido Kitchen Lab)」がオープンした。薬膳の考えにもとづいた発想と独自の肌・身体・心のサイエンスをかけ合わせた、資生堂の研究を活かした発想による薬膳プレート・スイーツ・パフェなどを提供している。

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「資生堂キッチンラボ」イメージ
「資生堂キッチンラボ」イメージ

横浜・みなとみらいエリアの新高島駅下車すぐのところに構える資生堂グローバルイノベーションセンター。この1・2階にリニューアルオープンした「Shiseido Beauty Park」は、肌・身体・心の「美」と「健康」を、最先端のサイエンスを使った体験ができるスポットだ。施設は誰でも入館無料。1階は「オウ(AWE)体験」に着目した、見るだけで美しくなれる映像体験ができる巨大なスクリーンが迫力満点。

2階に上ると資生堂の100 年を超える研究の歴史をベースにしたビューティーやイノベーションにまつわるユニークな展示もある。

天井が高く、晴れた日には日射しがたっぷりと降り注ぐ開放的な空間も魅力だ。

「資生堂キッチンラボ」イメージ
「資生堂キッチンラボ」イメージ

同センターの中にあるのが「資生堂キッチンラボ」。先進の資生堂サイエンスを生かし、季節ごとのライフスタイルに寄り添った食体験を提案している。伝統的な食文化の考え方を取り入れ、薬膳を専門とする研究員がメニューを監修しているのも大きな特徴だ。

薬を飲んで治療する西洋医学とは異なり、食を通じて日々の健康を意識する薬膳に着目し、より美容を意識した形で「ビューティー薬膳」のメニューが誕生した。サイエンスと美が織り交ぜられ、資生堂パーラーの伝統的な西洋料理やクラシックなスイーツとは異なる生い立ちとなっている。

「資生堂キッチンラボ」イメージ
「資生堂キッチンラボ」イメージ

メニューは、通年メニューと季節ごとの美容の悩みにアプローチした季節限定メニューを展開している。特に、月ごとに変わる薬膳プレートや季節ごとに変わる薬膳パフェ、薬膳スイーツなど季節を意識したメニューが豊富。冬は、乾燥が肌に出やすい悩みをサイエンスで紐解き、食材を楽しみながら、季節を意識したメニューを提供している。

「BEAUTY YAKUZEN パフェ」税込み2,530円

季節限定の薬膳パフェとして提供する「BEAUTY YAKUZEN パフェ」は、その季節に合わせた薬膳素材を取り入れた一品。冬季限定の「苺&金柑とほうじ茶チャイアイスのパフェ」は、寒い季節にぴったりの食材を組み合わせ、味わい深い仕上がりになっている(※2月末まで販売予定)。

寒い季節、生き物は体の体温を下げないようにと、本能的に血流を弱める習性があると言われている。その影響で、冬は肌が乾燥しやすいと考えられている。そこで同店の冬季限定の薬膳パフェは、食材の持つ豊かな風味を楽しみながら、寒い季節にぴったりな味わいを楽しめる一品。保湿クリームを塗るという直接的な方法とは異なる、食を通じたアプローチ方法だ。

「資生堂キッチンラボ」メニューイメージ
「BEAUTY YAKUZEN パフェ」メニューイメージ

パフェを食べるうえで必要不可欠なのが、パフェの上部にのったアイスクリーム。そのアイスクリームは体を冷やす食べ物でもあるが、体を温められるようにチャイスパイスをふんだんに使ったほうじ茶アイスを考案。食べると自然な甘みがありつつ、スパイスの風味をしっかりと感じられ、ほうじ茶チャイアイス単品でも通用しそうな奥深さがある。

白きくらげやザクロ、ニンジンなど、昔から親しまれてきた食材を取り入れつつも、いい意味で薬膳ぽさがないのも特徴。苦味があったりサッパリして物足りない、ということはなく、むしろ食べ応えのあるパフェで、それぞれの素材を活かした酸味や甘味のバランスが取れている。

「BEAUTY YAKUZEN パフェ」イメージ
「BEAUTY YAKUZEN パフェ」イメージ

資生堂カラーの赤とバレンタインなど季節の情景を表現した「紅の冬」をデザインコンセプトにしたパフェは、華やかな見た目も魅力的。雪の結晶を施したチュイルは繊細で、アートを意識したビジュアルだ。なお、トッピングされているバラの花びらも薬膳に用いられる素材の1つ。すべての素材に、それぞれの伝統的な役割があり、上から下まで目で見て、舌で楽しめるパフェとなっている。また、スプーンで食べ進めるとハトムギクランチのサクサク食感や弾力のある白きくらげまで異なる食感を楽しむこともできた。

最後に到達するニンジンと温州ミカンの寒天は、食後のサッパリとした軽さが出せるように工夫されている。食べ応えがあり、パフェとしての満足感を得ながら軽やかな口当たりを残して食べ終えることができた。なお、パフェの提供時間は14~18時まで。春限定のパフェは3月発売を予定し、3ヵ月ごとに変わる。

「キャロットケーキ」イメージ
「キャロットケーキ」税込み660円

通年で提供される「キャロットケーキ」は、ニンジンと高麗人参が入ったスパイスたっぷりの薬膳ケーキ。昔から親しまれてきた高麗人参は、昔から食文化に取り入れられてきた素材の一つ。スパイスとの組み合わせが香り豊かで、食べ応えのある一品だ。

ケーキの上にはクリームチーズが塗られ、中に入っているレーズン・ナッツ・クコの実はフォークで食べるとほろほろと崩れていくほど具だくさん。甘さは控えめで軽食にもよさそう。キャロットケーキは朝8時から提供されており、テイクアウトして出社する人も多いという。

あわせてオーダーしたいのが「スパイスコーヒー」(税込み660円)。カルダモンの風味が入ったコーヒーは、北欧で親しまれているという。すっきりとした浅煎りコーヒーに、爽やかなカルダモンの香りが加わり、飲みやすい味わいに仕上がっている。たっぷりと入っているので、コーヒーを飲んでゆっくりリフレッシュしたいときや、爽やかな後味なので食後の1杯にもおすすめ。

なお、同店の飲食メニューには薬膳を使用。医薬効果なし。

【Shiseido Kitchen Lab】
住所:神奈川県横浜市西区高島1-2-11
時間:8時〜19時(L.O 18時、ドリンク18時30分)
定休日:月曜、年末年始(月曜が祝日、振替休日の場合は火曜休)

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