大阪市北区の「インターコンチネンタルホテル大阪」は、2022年11月1日付けで、エグゼクティブペストリーシェフに国内外30年のキャリアをもつ濵本佳秀(はまもと・よしひで)さんが着任したことを発表した。
濵本さんは20歳でパティシエとしてキャリアを開始した。きっかけは「子供の頃甘いものが大好きで、自分でどうにかしてお菓子を作れたらきっとおいしいものが食べられると思った」。6年間パティスリースクールのアシスタントとして勤務した後、レストラン勤務などを経てフォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツへ入社。東京や米ロサンゼルス、シンガポールで16年間ペストリーシェフとして勤務後、2016年に日本へ帰国。
フォーシーズンズホテル京都の開業に携わり、2021年までエグゼクティブペストリーシェフとして同ホテルに在籍。ペストリーチームを統括し、クリエイティビティの高いスイーツをメンバーとともに展開してきた。
2021年には新たな経験をしたいということから、モクシー京都二条(マリオットグループ)の開業に携わり、フロントマネージャーを経験。そして今回、インターコンチネンタルホテル大阪のエグゼクティブペストリーシェフとして着任した。
濵本さんがスイーツ作りで最も大切にしていることは、素材の自然な風味を生かすこと。それがスイーツ全体の味を決めるという。国外では日本の味を披露するとともに、地元の味と日本の味をバランスよく組み合わせたスイーツが評価されてきた。また海外での経験から得た、技法やデザインにおいても固定概念にとらわれない価値観を大切に、枠にとらわれないスイーツ作りを目指している。
濱本さんは「食も音楽と同じ。誰とどこでどのように食べた味か、一コマ一コマのシーンとともに記憶されるスイーツ体験を届けたい」とコメントしている。