渋谷・下北沢：「FLIPPER’S」が“ムスリムフレンドリー”パンケーキなど提供開始

ブランチカフェ｢FLIPPER’S｣は、「ムスリムフレンドリー認証」を取得した。3月1日より、渋谷店と下北沢店にて同認証取得メニューを提供中だ。

「ムスリムフレンドリー認証」とは、イスラム教徒の宗教的な要件に配慮しつつ、非ハラル食材（※）の提供が可能な施設やサービスに与えられる認証。同認証は、施設内での適切な区分けを徹底することを条件に、ハラールと非ハラールのメニューを両方提供している飲食店などが取得可能。また「ムスリムフレンドリー」という概念は、ハラル認証を受けることが難しい場合に、できる範囲でイスラム教徒への配慮を示す製品やサービスを意味する。

近年、ムスリムの観光客も多く来日するようになり、かつ日本在住の方々も増加していることを背景に、同店は今回ハラル・ジャパン協会監修の「ムスリムフレンドリー認証」を取得した。

同認証の対象商品は、奇跡のパンケーキ　プレーン、ストロベリー、3種のレモンとレアチーズ。ドリンクはコーヒー、紅茶、カフェラテ、レモネードなど。

今後、下北沢店では提供メニュー拡大に向けてハラル認証を取得できるよう体制を整えているという。

※ハラル食材とは？
イスラム教の戒律に従って食べることが許されている食べ物。イスラム教徒（ムスリム）が食べることができる食品が含まれており、豚肉・豚肉由来食材やアルコールなどの消費が禁じられている。一般に、野菜や果物、穀物（米・小麦など）、豆類、魚介類、海藻類、牛乳、卵などはハラルと見なされる。また、牛肉や鶏肉も、イスラム法に則った適切な方法で畜殺されたときは、ハラルと認められる場合あり。