スイーツをテーマにした仏映画『パリ・ブレスト〜夢をかなえたスイーツ〜』（原題：A La Belle Etoile、3月29日公開）の新たな本編映像が3月29日に解禁された。
【関連】過酷な半生が映画化した天才パティシエのヤジッド・イシュムラエン、2年後に東京出店？同作は、22歳の若さでパティスリーの世界選手権の王者に輝き、彗星のごとくスイーツ界に登場した若き天才パティシエであるヤジッド・イシェムラエンさんの自伝書「スターを夢見た幼少時代：パティシエが彼を救った理由（Un rêve d’enfant étoilé: Ccomment la pâtisserie lui a sauvé）」をもとに映画化したサクセス・ストーリー。
解禁された映像では、仕事仲間の嫉妬と裏切りによって、ヤジッド（リアド・ベライシェ）が勤務していたホテルをクビになってしまう様子を捉えたもの。最初は＜潜り込んだ＞キッチンだったが、人知れぬ努力と才能を武器に、今や憧れのシェフからその存在を気にかけてもらうまでになっていた。 だが、シェフがキッチンを見回っている最中に腐ったフルーツを見つけ、管理担当がヤジッドであることが判明。仕事仲間の妬みによって仕組まれた罠であったが、その真意はシェフには伝わらず「腕はいいが最低のシェフだな」。
ヤジッドはキッチンを追い出されるハメになり、理不尽な叱責を受けたヤジッドは、犯人に殴りかかっていく。だがクビは翻らず、失意のどん底に落ちたヤジッドは、この後どうやってパティスリー選手権への道を取り戻すのか？
本作のセバスチャン・テュラール監督が「ヤジッドはファイターであり、常に自分自身に挑戦し、評価と正当性を求めている」、「彼は常に自分自身に何かを求めているし、失敗から学ぶことができる。星を取ることはできても、取り続けることは困難だ。そこに到達することよりも、トップに留まり続けることの方が重要なんだ」とコメントするように、職を失った後、実際にホームレスとして生活しながらも再び這い上がった実際のヤジッド本人の現在の成功への道にもつながっていく、重要なシーン映像となっている。