山村乳業は11月1日より、三重県伊勢市で展開する直営店「山村みるくがっこう」の外宮前店および内宮前店にて、特許出願中の技術を用いた「山村ぷりんバー」の販売をスタートする。価格は税込み420円。
瓶入り乳製品の品数日本最多(同社調べ)の山村乳業が今回展開する「山村プリンバー」は、新感覚食べ歩き向けプリン。アイスバーなどで一般的に使用される木の棒に刺さった直方体のプリンに、生クリームやさくらんぼがトッピングされている。
プリン部分は2023年に発売20周年を迎え、累計50万個以上を販売する「山村ぷりん」の味わいを忠実再現。添加物は一切使わず、パスチャライズ殺菌牛乳の「山村牛乳」や契約鶏園の朝採れ卵をその日のうちに使用するなど、素材にこだわった「山村ぷりん」の味わいをハンディプリンとして楽しめる。
【関連写真】「山村ぷりんバー」の他イメージや「山村みるくがっこう」店舗イメージはこちら開発のきっかけは「人気があるものの、食べ歩きには向かない」という商品への問題意識から。日本有数の観光名所である伊勢神宮の参道に位置する「山村みるくがっこう」は、看板商品としてプリン類を瓶容器で提供している。食べる際には両手を使わざるを得ないため、「食べ歩きを断念するお客様も少なくありませんでした」(同社)。
そこで同社は「ストレスなくおいしくお召し上がりいただきたい」という思いから市場調査を行い、「そもそも食べ歩きに適したプリンの存在自体を確認することができませんでした」という。
同社は答えがない中での試行錯誤を繰り返し、「プリンは容器に入っている」という固定概念にとらわれず、ありそうでなかった形を生み出すべく開発を進め、ついに「山村ぷりんバー」が誕生。「プリンを棒に刺す」という、今までありそうでなかったコロンブスの卵的なアイデアは、同社の総務部所属の20代女性社員が提案したもの。構想から約半年後に発売に至ったという。
なお、「山村ぷりん」には少量のあたり棒も用意。当たりが出た場合、販売店にて好きな商品一点と交換してくれる。