
横浜みなとみらい・日本大通り駅直結の情報文化センターは、関東大震災後の1929年に建てられた横浜市認定の歴史的建造物。その複合ビルにある「日本新聞博物館」の併設カフェとして誕生したのが「カフェ ドゥ ラ プレス(CAFE de la PRESSE)」。定番人気のケーキ・パフェをいただいた。
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横浜みなとみらい・日本大通りは、神奈川県庁や日米和親条約が結ばれた地に建つ横浜開港資料館など、歴史的建造物が建ち並ぶエリア。街並みは、秋になるとイチョウ並木が美しい通りとしても有名で、明治時代は、日本初の西洋式街路として整備され、人力車や馬車が行き交う街のメインストリートとして、外国人を迎える玄関口となっていた。
そんな異国情緒あふれるこの地に、“記者が集まるパリのカフェ”をイメージして2000年にオープンしたのが同店だ。ヨーロピアンな内装は、オーナーが仏国で買いつけてきたものが多い。カウンターやコーヒーカップはオープン当初から使っているものだという。

店前にはパティシエが手掛ける本格的な生仏菓子や焼き菓子などが美しく並んでいる。なお、1階には生演奏が楽しめる仏料理の「アルテリーベ横浜本店」も併設している。「アルテリーベ」と同じパティシエが「カフェ ドゥ ラ プレス」でつくっているという点も注目したい。

店内で「モンプディング」、「カシスのレアチーズケーキ」、「ストロベリーパフェ」をいただいた。

「モンプディング」は、コクのあるなめらかなプリンの上にカラメルジュレをのせた一品で、昔からある定番。ジュレがトップにのっているというのがユニークで、弾力がしっかりとある。一般的なプリンに比べるとカラメルの割合が高いが、カラメルの苦味は控えめなので食べやすい。プリンとの相性も抜群。

現役パティシエが考案したおすすめのケーキ。爽やかなレアチーズケーキと甘酸っぱいカシスが口いっぱいに広がる。一番下は紅茶のサブレが敷かれている。

中にはトロリとしたカシスジャムが入っていて、表面のコーティングにもカシスのリキュールが使われている。レアチーズのクリームは、マスカルポーネとクリームチーズを入れコクと爽やかさのバランスを調整。ホワイトチョコの濃厚さや隠し味として使われているトンカ豆の甘く華やかな香りも楽しめた。

店内で通年食べられるパフェは「ストロベリー」、「チョコレート」、「コーヒー」の3種。一番人気なのが「ストロベリー」だ。

トップはイチゴアイス、ミルクアイスの中央に生クリームをしぼり、イチゴとピスタチオでトッピング。その下はパンナコッタ、イチゴ、ストロベリーソース、ディプロマットクリーム、フィアンティーヌを敷き詰めている。
特にほどよい甘みのパンナコッタと、フレッシュなイチゴの酸味のバランスがよい。このほか季節限定のパフェもある。

また、贈り物や手土産に最適なケーキや焼き菓子、パンも充実。駅直結というアクセスの良さもうれしい。
天井が⾼く開放的な店内からは、イチョウの木を目の前に見える席も用意。秋になると、席から見えるイチョウの木の色づき具合について問い合わせが来るという。なお、ここのイチョウの木の紅葉は、同じエリアのみなとみらいの海沿いにあるイチョウの木よりもやや遅め。長く紅葉を楽しめそうだ。
【カフェ ドゥ ラ プレス】
住所:横浜市中区日本大通11 情報文化センター2F
時間:10時~20時
定休日:月・火曜日
電話:045-222-3348
※なお、いずれも2025年10月現在の内容。価格やラインアップなどは変更される場合あり。
【取材・撮影・文:桐生奈奈子】







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