
スターバックスは9月1日、「スターバックス コーヒー 那覇鏡原店」をオープンする。同新店舗は、沖縄県の豊かな自然と共存する県内初の公園内店舗となる。
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対象となる漫湖公園は、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録された漫湖の干潟を囲むように、鏡原側と古波蔵側に分かれている。市内中心部にありながら自然に囲まれた場所で、冬場には多くの渡り鳥が訪れるなど、多様な生態系を楽しめる。同公園の豊かな自然との共存を築きながら、地域住民が集う公民館のような居場所を目指して店舗を作ったという。

公園全体の景観に配慮するとともに、既存の木々と地形を活かしながら建物の位置を決め、店内の大きな窓やテラス席からは、ガジュマルの木や芝生の緑が広がる景色を見ながら過ごせるように工夫。店内では、中央にゆんたく(沖縄県の方言でおしゃべりを意味)できるコミュニティテーブルや、窓に面して公園の景色が楽しめるソファ席など、席のバリエーションも揃え、その日の気分やシーンに合わせて利用できる。

さらに、バーカウンターのフロントパネル、店内の壁面の一部には沖縄県の県木の琉球松を使用し、地域とのつながりを表現。公園との一体感を作るために、外壁から店内へとつながるコンクリートの壁面にはコーヒー農園やコーヒーの木、農園に生息する動植物を手描きで1つずつ描き、店舗と公園がシームレスな関係となり、集いの場として居心地のよい空間となるように仕上げた。
また、同店舗は、集いの場のみならず、この場所が起点となり、沖縄県の未来につながるポジティブな活動を地域とともに育んでいきたいと考えるという。その1つが「ござを活用した場づくり」。店舗前の芝生に、沖縄県のビーグ(い草)で作られたござを広げて、大人も子ども皆が一緒に楽しめるようなワークショップや、テイスティングパーティの開催など、沖縄県の文化や伝統を伝えながら地域の皆さまの交流や未来への気づきとなる時間を企画。
公園の中で思い思いの時間を過ごせるよう、店舗でのござの貸出しも予定。漫湖に生息する水鳥など野生生物の保護や湿地の保全、啓発活動、調査研究などを行っている漫湖水鳥・湿地センターと連携し、漫湖や公園、また沖縄県の豊かな自然の魅力の発信や、住民などが参加できる活動を実施。公園の敷地にコンポストを設置し、店舗で排出されるコーヒー豆かすや湿地保全のために抜かれたマングローブの稚樹など合わせてたい肥化の実験を行い、完成したたい肥を公園や地域の中で活用し、地域の資源循環につなげていくことも計画している。
【スターバックス コーヒー 那覇鏡原店】
住所:沖縄県那覇市鏡原町37-30
時間:全日7時〜21時
席数:50席(店内36席・テラス席14席)
定休日:不定休
電話:098-995-7325
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