
兵庫・芦屋で1969年に創業した洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」。全国90店舗超に加えて海外にも店舗を展開する、国内を代表する洋菓子ブランドの1つだ。代表商品は1975年発売の「フィナンシェ」。2025年にはプレーンフィナンシェの販売個数がギネス世界記録に認定されるなど、その知名度は国内にとどまらない。

そんな同ブランドの旗艦店「銀座メゾン」で提供されているのが、銀座店限定の「銀座のナポレオンパイ」。店内厨房で作られる人気スイーツで、 2018年4月28日のリニューアルオープンに合わせて、よりスタイリッシュに生まれ変わった。価格は、テイクアウトが税込み1,620円、店内利用がドリンクセット・税込み2,970円。

ナポレオンパイは、「お菓子の皇帝」といった意味や、ナポレオンがかぶっていた帽子の形に似ていることなどから名付けられたとされる、イチゴを使ったミルフィーユ。銀座メゾンの一品は、何層にも重なるパイにカスタードクリームやイチゴを組み合わせ、周囲にはローストしたアーモンドをあしらっている。

まず印象的なのが食感。フォークを入れるとパイ生地がサクサクと軽快に崩れ、そこへローストしたアーモンドのカリッとした歯応えが加わる。似ているようで異なる2つの食感が絶妙に重なり、一口ごとに心地よい。

味わいも申し分ない。濃厚かつまろやかなカスタードクリームに、イチゴと甘酸っぱいイチゴのコンフィチュールが合わさり、パイやアーモンドの香ばしさが全体を引き締める。甘さ、酸味、香ばしさのバランスが良く、それぞれの素材が主張しながらも一体感がある。

下層には、さりげなくスポンジ生地が忍ばせてある。サクサク、カリッとした食感が続く中で、ふわっと柔らかなスポンジが現れることで、食感にも緩急が生まれる。この小さな“味変”も嬉しいアクセントだ。

総じて、味に申し分なし。パイの重なり方からクリーム、イチゴ、アーモンド、スポンジの配置まで繊細に組み立てられており、食感、味わい、ビジュアルのあらゆる面で優れている。華やかな見た目だけに頼らず、食べ進めるほど設計の細かさが伝わってくるナポレオンパイだ。
銀座メゾンでは、他にもブランド創業のきっかけになった名物デザート「クレープ・シュゼット」なども提供。注文ごとに目の前でフランベを行い、炎が立ち上がる演出とともに出来たてを楽しめる。銀座限定のナポレオンパイと合わせ、アンリ・シャルパンティエが持つ“サロン・ド・テ”としての魅力を体験できる店舗だ。
【アンリ・シャルパンティエ 銀座メゾン】
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-20 ヨネイビル・1階
電話:03-3562-2721












【関連記事】
巣鴨で40年愛され続ける”日本一のショートケーキ”を求めて 高級住宅街に佇む洋菓子店「フレンチパウンドハウス」を訪問
西荻窪:平日でも予約必須「グレース」の”絶品”手作りスペシャリテ「いちごのパイ」は足を運んで食べる価値あり
一生に一度は食べたい大サイズ&台形カットの冬季名物 20年以上売れ続けるタカノフルーツパーラー「苺のダブルショートケーキ」
