新宿:”トマト&バジル”のとんがったジェラート登場 商品開発者が「苦手な人は苦手でもかまわない」と語る意図は?

「農家の刺客」の「トマトとバジル」のジェラートジェラート
「農家の刺客」の「トマトとバジル」のジェラート
ジェラートレポート東京都
「農家の刺客」が展開するジェラート6種

青森県つがる市が3月24日、新宿マルイ本館の地下1階に、つがる市の農産物を用いた新感覚のジェラートショップ「農家の刺客」をオープンした。

店舗では、つがるブランドの新鮮な農産物を使用した全6フレーバーのジェラートを販売する予定。ジェラートのベースミックスには、つがる市産のナガイモを加えることで、口当たりが柔らかく、伸びるのが特徴。また、各フレーバーは2種類の素材を掛け合わせることで、これまでに味わったことのない新感覚のジェラートに仕上げた。

展開されるのは「メロンとレモン」、「メロンとマロン」、「スイカとしお」、「カシスとベリー」、「りんごとシナモン」、「トマトとバジル」の6フレーバー。

商品開発を担当したダグボードの水口清人さんは「『トマトとバジル』は遊び心で作った。面白いフレーバーになっています」と解説。「基本は甘く、ちゃんとアイスクリームとしての体をなしている。トマト、は酸味もあるけど、糖度もけっこうある。トマトジェラートは世の中にけっこうあるけど、今回の商品はバジルペーストを入れることで、まるでイタリアンを食べているような感じになる(笑)。なので苦手な人は苦手でかまわない。これからも色んなフレーバーを出す。とんがった商品を出していくことで、つがる市に対して記憶が強まる。そこを狙っています」

中央、「トマトとバジル」のジェラート。オープンイベントに出席した「TSUGARU LOVERS (つがるラバーズ)」の横山莉華さんは「トマトとバジルのフレーバーがおいしかった。トマトが苦手な私でも食べられた」と話した。

リンゴのジェラートは、シナモンを振りかけて大人のデザートに。

「シナモンパウダーは、まだ完全に固まりきる前に、パラパラっとまぶす。割としっかりなじむ。そして凍らせるので、シナモンはシナモンで表面はしっかり味があって、中はシナモンの味がない。味変して食べられます。シナモンの味わいの強弱を楽しんでほしいです」(水口さん)

なお、今後は「流行の早い東京でもお客様が飽きないように」(つがる市・倉光弘昭市長)するための工夫として、毎月、新フレーバーのジェラートの発売を行うほか、オンラインサイトでの販売も予定している。

水口さんも、期間限定物は「絶対出てくる。材料が通年提供できるものがベースにはなるが、量は少ないけど希少価値が高いものを先行販売するかもしれない」と今後のさまざまな展開を示唆した。

◇概要
所在地:マルイ本館 地下1階
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-30−13
電話:080-4322-4186
時間:11:00~21:00

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