【レポート】東京・日本橋:足し算に超成功 千疋屋総本店のフルーツパフェはド定番になるたしかな理由がある

東京・日本橋に行くなら「千疋屋のフルーツパフェを食べよ」とはよく言われる格言めいた話。日本橋のド定番スイーツとも見られる同パフェを食べに、千疋屋総本店の日本橋高島屋フルーツパーラー店へ足を運んだ。レポート
東京・日本橋に行くなら「千疋屋のフルーツパフェを食べよ」とはよく言われる格言めいた話。日本橋のド定番スイーツとも見られる同パフェを食べに、千疋屋総本店の日本橋高島屋フルーツパーラー店へ足を運んだ。
「千疋屋スペシャルパフェ」単品・税込み2,860円
「千疋屋スペシャルパフェ」単品・税込み2,860円

東京・日本橋に行くなら「千疋屋のフルーツパフェを食べよ」とはよく聞く格言めいた話。日本橋のド定番スイーツとも見られがちな同パフェの実力をあらためてたしかめに、千疋屋総本店・日本橋高島屋フルーツパーラー店へ足を運んだ。

【関連写真】「千疋屋スペシャルパフェ」などの他イメージはこちら

土日祝日は混雑が予想される同店。平日午後にうかがうと、少し待つもすぐ入店できた。日本橋で何も行事はない、普通の平日だが、ごく当たり前のように満席。客層は老若男女問わず。心なしか、一人客が多いのが平日ならではか。皆、旦那や妻や上司に隠れて、ひっそりこっそり千疋屋のスイーツを食べに来ているのだろうか。

今回注文したのは、定番人気の「千疋屋スペシャルパフェ」。価格は単品・税込み2,860円。パフェとしてはやや割高だが、セットドリンクは350円(ホットコーヒーを注文)と割安価格で追加できるのがちょっと嬉しい。

パフェは、ホットコーヒーと一緒に、10分待たず到着。第一印象で印象的だったのが、中央に丁寧に盛られた生クリーム。京都のお寺の綺麗に整えられた石庭のごとく、生クリームがデコレーションされている。芸が細かい。その生クリームの上にシャインマスカットが1粒丸ごとのせられており、そのまわりを色とりどりのカットフルーツが囲んでいる。

まずは生クリームを一匙。……ちょうどいい。甘ったるくもなく、かといって味が薄いわけでもなく、ちょうどいい。甘味が後を引くこともなく、何匙すくって食べてもいい。丼茶碗いっぱい食べてもいいと思ってしまうくらい上品でさりげない甘さ。生クリームだけで好印象を抱いた。

続いてフォークでキウイやパイナップル、メロンを食べていく。どれも文句なし。必要以上の水っぽさはなく(潤っているという表現が合う)、新鮮かつ甘い。もちろん生クリームと一緒に食べても相性ばっちり。生クリームがフルーツの味わいを邪魔することがなく、むしろお互いを高め合う大成功の足し算だ。

さらに生クリームを食べ進めると、今度はアイス、ほどよい酸味のシャーベットが顔をのぞかせる。生クリームと渾然一体となり、素敵な味わいが口いっぱいに広がる。グラスの最下部からはイチゴのジュレが突然飛び出し、さらにパフェの味わいを変化させてくれる。まるでビックリ箱のよう。あっという間に完食してしまった。

千疋屋のフルーツパフェ。ド定番ながら、単体で食べても絶対おいしい品々の足し算に超成功しており、旦那や妻や上司に隠れてひっそりこっそり食べたくなる至福のスイーツだ。

※時期に応じてパフェのフルーツは異なる可能性あり。

【千疋屋総本店 日本橋高島屋フルーツパーラー店】
住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋・4階
時間:10時30分~19時30分(ラストオーダー:19時)
定休日:不定休

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