東京都内の用賀、高輪、代官山などに店舗をかまえるパティスリー「アツシハタエ(Atsushi Hatae)」。技巧を尽くした垂涎スイーツを日々提供している。
【関連写真】「アツシハタエ」提供スイーツ、他イメージ3枚はこちら同店を展開するシェフパティシエ・波多江篤さんは、北海道札幌市の有名パティスリーでキャリアをスタート。2007年時から、仏料理界のスターであるアラン・デュカスさんのグループに入社し、東京、大阪、仏パリのホテルなどで研鑽を積んできた方。そして2019年に「アツシハタエ」をオープンした。
「アツシハタエ」は、「記憶にずっと残るようなお菓子、『またあれが食べたい』と思い出していただけるような特別な一品をお届けしたい」(公式サイト)という。提供するスイーツは「最も重視するのは香り。次に食感、そして甘味だけでなく、時には酸味や苦味。それらが立体的に立ち上がるような味わいを目指しています」(同)。
今回訪れた代官山店でも、洗練されたスイーツの数々が並ぶ。目移りしてしまい、初見ですぐ決めるのは難しい。今回は、白イチゴがひときわインパクトを放っていた(ように感じた)「フレジェ(仏版ショートケーキ) ピスターシュ(雪うざぎ飾り)」を注文。単品で税込み1,500円と値が張ったが、これは希少なイチゴ「雪うさぎ」を使っている影響が大きいのだろうと推測。旬のイチゴを味わいもせず冬は越せない。
バレンタインの時期だったこともあってか、ショコラも一粒サービスでついてきた。ホットコーヒーもつけてセット価格は税込み2,298円。
ビジュアルの華麗さもさることながら、味わいのバランスもちょうどいい。甘すぎず、酸味も控えめ。あっという間に食べてしまう。もう一品、何ならもう二品注文すればよかったと後悔する。店を出てからも脳裏に「アツシハタエ」の燦然と輝くケーキの数々が思い浮かび、「ディスプレイ右のあれ頼めばよかったな……」「いや中央のあれにすればよかったな……」とクヨクヨしてしまう。もはや再訪しか手はない。まさに“また食べたくなる”のスイーツの宝庫だ。
【今回訪れたアツシハタエ代官山店】
住所:東京都渋谷区猿楽町17-17 MH代官山・1階
電話:03-6455-2026
※代官山店および高輪店は2024年3月31日に閉店。用賀店、東京ドームシティ ラクーア店、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー店は引き続き営業。