
秋田県内を中心に展開する発酵スイーツブランド「イチロクロクゴ(1665)」は、本店およびオンラインショップにて、新作スイーツを順次販売中だ。今回は新商品2種の発売に伴い、メディア向け試食会が行われた。
【関連写真】発酵スイーツブランド「イチロクロクゴ(1665)」他イメージ10枚同ブランドは、日本三大うどん「稲庭うどん」の製造を手掛ける老舗企業「寛文五年堂」から誕生した、発酵スイーツ専門店。同社は100年以上前から味噌や米麹を製造しており、「1665」のスイーツに使用する発酵食材も当時からの伝統的な製法で作っている。原材料作りに使用するお米は、自然豊かな栗駒山脈のすそ野の自社農園でブランド米「あきたこまち」を育てている。
スイーツに使用する自社製発酵食材は、主に4種。ほのかな甘みが優しく広がる「あきたこまちの米粉」、長年にわたり丁寧に作り上げてきた「あきたこまちの生米こうじ」、自社製生米麹を使用し、自然な甘みと旨味を感じられる「あきたこまちの甘酒」、秋田県産素材をたっぷりと使用した「天然醸造味噌 35こうじ味噌」だ。
中でも「天然醸造味噌 35こうじ味噌」は、通常は大豆1に対して米麹0.7~0.8の割合で混ぜるが、同社ではその3.5倍量を使用。米麹をたっぷり使い、各素材の旨味や甘み、豊かな香りをしっかり引き出すことにこだわっている。添加物不使用や、真夏でも蔵の中で寝かして良質な発酵をさせる天然醸造も欠かせない。

「味噌シフォンケーキ」は別添えの味噌マスカルポーネチーズクリームと、優しい甘さのシフォンケーキがたまらない新商品。シフォンケーキはふんわりと優しい口溶けで、自社製米粉と味噌を配合している。味噌マスカルポーネチーズクリームは、優しい味わいのケーキにしっかりとしたアクセントを加えている。まるでガツンと喝を入れているようだ。口に近づけただけで、味噌の香りがふわりと広がるのもよい。
ペアリングには、秋田県湯沢産の黒豆茶をセレクト。黒豆と味噌の風味、生地のふんわりとした口溶けが好相性で、なんとも優しい気持ちになれた。また、黒豆茶は、日常のリフレッシュに役立つ飲み物として親しまれており、すっきりとした味わいが特徴。発酵食材と一緒に取り入れると、より軽やかな気分でおやつ時間を楽しめる。

「シュトーレンとマカロン詰合わせ 冬仕立て」は自社製甘酒や米麹、味噌で作るシュトーレンと、甘酒バニラクリームを挟んだマカロンの冬季限定セット商品。シュトーレンの中には胡桃やアーモンド、ベリー系のドライフルーツをたっぷりと混ぜ込み、表面には粉糖をまぶしている。日常に取り入れやすいサイズと季節限定フレーバーが、おやつにぴったりだ。マカロンのクリームは軽やかで、少しとろけるような感触もある。外はサクッと、中はややムギュッとした食感で、食べ応えがある一品だ。シュトーレンは、味覚の奥で米麹味噌を感じられる。ドライフルーツの甘酸っぱさがよいアクセント。
同商品について、開発担当者は「ゆくゆくは、もっと新しい商品を増やしていこうかなと。マカロンのクリームにしても、甘酒や味噌キャラメル、塩麹バニラなどを開発してサンドしていく予定です。(シュトーレンも一緒に)フレーバーやトッピングを変えて、季節に合ったようなセットを考えています」と話した。










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