「第15回メープルスイーツコンテスト」 洋菓子・パン・和菓子3部門の最優秀賞が決定!

「第15回メープルスイーツコンテスト」 洋菓子・パン・和菓子3部門の最優秀賞が決定!アットプレス
「第15回メープルスイーツコンテスト」 洋菓子・パン・和菓子3部門の最優秀賞が決定!

天然甘味料専門メーカーの株式会社クインビーガーデン(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:青木 均)が主催する「第15回メープルスイーツコンテスト」の表彰式が、2024年11月7日(木)、カナダ大使館にて開催され、洋菓子・パン・和菓子部門の最優秀賞受賞者に表彰状が授与されました。

「第15回メープルスイーツコンテスト」最優秀賞決定!

「第15回メープルスイーツコンテスト」最優秀賞決定!

第15回大会の最優秀賞に輝いたのは下記の3名となります。

【洋菓子部門】大谷 美侑さん(ウェスティンホテル東京)

【パン部門】 石川 光治さん(東京製菓学校)

【和菓子部門】太田 新太郎さん(百花園)

■「第15回メープルスイーツコンテスト」について

「メープルスイーツコンテスト」は、日本の製菓・製パン業界の有望な職人の発掘とともに、カナダの伝統的な甘味料であるメープルシロップ・メープルシュガーの可能性を広げ、日本における更なる認知、普及を目指す、国内唯一のコンテストです。

2006年の第1回大会以降、2019年の第14回まで毎年開催し、14回大会にはプロ限定の条件にも関わらず200を超える作品のご応募をいただきました。

しかし、2020年からコロナ禍により長期間延期。そして今年、5年ぶりに第15回大会を開催できる運びとなりました。

コンテストは洋菓子・パン・和菓子の3部門にて開催。

2024年6月1日~8月31日に作品の募集を行い、応募総数88作品(洋菓子26作品、パン43作品、和菓子19作品)が集まりました。

審査員には、洋菓子部門に柳 正司氏(一般社団法人日本洋菓子協会連合会)、パン部門に志賀 勝栄氏(シニフィアン シニフィエ)、和菓子部門に梶山 浩司氏(東京製菓学校/東和会)を迎えました。

書類選考を通過した各部門4名のファイナリストにより、東京製菓学校にて10月26日(土)に実技審査を実施。味や見た目の完成度はもちろんのこと、作品のコンセプトやメープル製品の活かし方などを評価し、厳正な審査の結果、各部門の最優秀賞が決定いたしました。

また、11月7日(木)にカナダ大使館にて行われた「15周年記念レセプション」では、日本におけるメープル製品の普及にご尽力いただいている本大会後援団体の日本洋菓子協会連合会、全国和菓子協会に、カナダ大使館から感謝状が贈呈されました。

■受賞作品のご紹介

《洋菓子部門 最優秀賞》

大谷 美侑さん(ウェスティンホテル東京)

作品名「Maple Gift」

洋菓子部門最優秀賞「Maple Gift」大谷 美侑さん(ウェスティンホテル東京)

洋菓子部門最優秀賞「Maple Gift」大谷 美侑さん(ウェスティンホテル東京)

【作品のテーマ】

テーマは「メープルギフト」。カナダから、また自然からの“贈り物”をテーマに考えました。

切手と郵便を模した飾りと、自然の恵み湧き出るメープルの様子を表しています。

構成は水分と油分が引き立てあうオペラを意識して作っています。一つのケーキの中にみずみずしさとコクを併せ持つことで、メープルの素材の感じ方により奥行きを出し、特別感のある印象に仕上がりました。

【作品のポイント】

クリームと水分、コクと香り、全体の口溶け、ケーキが一体となる“バランス”がポイント。

バタークリームとガナッシュ要素にレモンクリームを重ね、口に含んだ瞬間溢れ出るメープルのコクと甘み、レモンクリームの酸味を感じ、同時に溶け合うことで互いの良さが引き出せるよう層を構成しました。

アクセントにジンジャーシロップの香りが広がり、重くなりすぎないように整えています。

バタークリームはアングレーズベースで加熱し立てることでメープルをよりまろやかなコクで引き出しました。

飾りはメープルの切手と郵便を表現しており、カナダを表す赤と白を取り入れました。メープルが滴るような水分感と採集段階の流れていく様子をツヤのあるナパージュで表現。上面にはメープルの素材の色合いを活かせるよう全面にデコールをのせ、柔らかい雰囲気を演出しました。

【メープルの活かし方】

加熱する生地とシロップに取り入れることで、全体にメープル特有の香りが広がり、バターとメープルを合わせることで深いコクを生み出しています。

ケーキ本体にはレモンや他パーツとの相性が良かったアンバーのみを使用。

デコールには色合いを工夫して、目を引く可愛らしさを感じられるようにダークを使用しています。

《パン部門 最優秀賞》

石川 光治さん(東京製菓学校)

作品名「楓紋(かもん) ~秋の訪れ~」

パン部門最優秀賞「楓紋(かもん) ~秋の訪れ~」石川 光治さん(東京製菓学校)

パン部門最優秀賞「楓紋(かもん) ~秋の訪れ~」石川 光治さん(東京製菓学校)

【作品のテーマ】

作品のテーマは、“和”との調和です。

メープルシロップの原産国であるカナダの国旗をイメージして配色しました。

作り上げた後、どこか紋章のような感じを受け、和素材を使っていることから家紋を思いつき命名しました。

【作品のポイント】

クロワッサン生地とシフォン生地の食感の違いを融合して、今までにない感覚に仕上げています。

生地をバイカラーにすることで見た目の華やかさを出しています。

カナダの秋を想像し、移り行く葉の色、壮大な紅葉の風景を表現できたらと思っています。

【メープルの活かし方】

5種類の豆をメープルシロップで煮詰めることで、香ばしさをプラスしています。

各工程に合わせてメープルを使用し、味や香りを重ねています。

《和菓子部門 最優秀賞》

太田 新太郎さん(百花園)

作品名「秋彩(しゅうさい)」

和菓子部門最優秀賞「秋彩(しゅうさい)」太田 新太郎さん(百花園)

和菓子部門最優秀賞「秋彩(しゅうさい)」太田 新太郎さん(百花園)

【作品のテーマ】

秋の自然の豊かさと和洋の美味しい融合を表現したいという想いがあり、紅葉が鮮やかに染まる風景を象徴し、その色彩の美しさを表現したことから「秋彩」と名付けました。

かぼちゃやピーナッツなど秋の味覚を使用して、秋の象徴である紅葉の形に仕上げ、「豊穣」というテーマにしました。

【作品のポイント】

ピーナッツとブロンドチョコのコク、そして食感のアクセントとなるメープル寒天と、メープルかぼちゃ餡のやさしい甘みが口に広がります。

伝統的な桃山生地でこれらを包み、深い味わいを生み出しています。

紅葉の形が季節感を象徴し、視覚的にも秋の美しさを楽しんでいただけます。

【メープルの活かし方】

メープルを寒天や餡に加えることで、まろやかで自然な甘みとコクが調和し、奥深い味わいが感じられます。

さらに、桃山生地にもメープルを加えることで、卵の優しい風味と融合し、メープルの風味が一層引き立ちます。

メープルの甘さは他の素材との相性が良く、和洋折衷のバランスを崩さず一体感を生み出し、全体に一貫したやさしい甘みが広がります。

〈第15回メープルスイーツコンテスト 概要〉

【応募部門】

洋菓子部門/パン部門/和菓子部門

【主催】

株式会社クインビーガーデン/メープルスイーツコンテスト実行委員会

【協力】

カナダ大使館

【後援】

ケベック州政府在日事務所/一般社団法人日本洋菓子協会連合会/全国和菓子協会

コンテストの情報は株式会社クインビーガーデン公式HPもご覧ください。

https://qbg.co.jp/contest.html


プレスリリース提供元:@Press

※本記事は、企業ニュース提供サイト「アットプレス」様より配信された記事です。記事に関するお問い合わせは、「アットプレス」様へお願いいたします。

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