
フルーツタルト専門店「キル フェ ボン」は8月25日~8月31日、名古屋栄店を除く全国11店舗にて、イチジクのタルト4種が揃う人気フェア「2025 晩夏のイチジク」を開催する。それに伴い今回、メディア向け試食会が行われた。
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新作の「イチジクとカシスのタルト~ヨーグルト風味~」は、アーモンド香るダマンド生地に自家製カシスジャムとヨーグルトクリームを重ね、上面にイチジクを並べた一品。1ホールにつき、イチジク約8玉分を使用し(個体差により若干変動)、イチジクの隙間には自家製カシスジャムを全10ヵ所に絞っている。
タルトの縁にはクラッシュゼリーと食用の金木犀をあしらい、晩夏の夜空を表現。猛暑の中でも軽く食べられるように、酸味のあるさっぱりとした味わいのカシスとヨーグルトを採用したという。

繊細でありながらしっかりと甘いイチジクは大きめの乱切りで、口に1個入れるだけで頬がいっぱいに。イチジク好きにはたまらない瞬間だろう。果実のとろっと食感や果皮の舌触り、種のツブツブ感も楽しい。自家製カシスジャムはしっかりと甘酸っぱく、全体のアクセントになっている。
また、自家製カシスジャムとイチジクをより自然に繋いでくれるのが爽やかなヨーグルトクリームだ。ヨーグルトクリームは酸味を和らげつつ優しいコクを出すために、カスタードクリームを混ぜ合わせている。サックリと軽いタルト生地も相まって、飲み物を挟まなくても喉に詰まらずペロッと完食できた。

「イチジク”蓬莱柿”とチョコレートクリームのタルト」は、濃厚な味わいのチョコカスタードと色鮮やかな果肉が特徴のイチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を合わせた一品。タルト生地に薄く敷いたチョコレートのパリッと食感もポイント。上面には蓬莱柿とアクセントのカシスを乗せている。カシスは、かじった瞬間に一気に甘酸っぱさが広がり、”味変”感覚を楽しめる。

タルト生地の上に重ねたチョコカスタードはチョコレート好きも楽しめる濃厚さでありながら、ふんわりと柔らかい口当たり。また、蓬莱柿は後味が余韻としてしっかり残る。チョコレートの風味は1歩下がりつつも、最後まで存在を感じられた。

昨年人気を博した「イチジクとゴルゴンゾーラチーズのタルト~はちみつ風味~」は、白ワインでじっくりと煮込んだドライイチジクや胡桃、ゴルゴンゾーラのレアチーズ、はちみつクリームを合わせた一品。
上面にはフレッシュなイチジクを乗せ、カットした時にワンポイントとなる金箔をあしらっている。ふんわり香るはちみつクリームやレアチーズ、フレッシュなイチジクが好相性で、ワインとともに楽しむのも同店のおすすめだ。

レアチーズとはちみつクリーム、イチジクの主張のバランスがよく、各食材をほとんど同じ強さで感じられた。同商品に使用したイチジクは、比較的フルーティーで種のプチプチ感が強い。同フェアの中で最も食感が楽しく、お洒落な味わいだ。

「福岡県産イチジク”とよみつひめ”のタルト」はカスタードクリームとタルト一面に敷き詰めた「とよみつひめ」を味わう、シンプルな一品。イチジクジャムのほどよい酸味がアクセントになっている。

素材の味わいを優しく、それでいてダイレクトに感じられる。同フェアの他商品と比べると素朴に思えるが、上品で繊細な味わいが楽しめた。
今回、タルト4種を実食してイチジクの印象が大きく変わった。イチジクの果肉が水っぽいと思っている人はとろける果肉に優しい甘さ、プチプチ食感、さまざまな食材との調和具合に驚くだろう。また、同店の1カットは一般的なサイズよりも少し大きく、旬のイチジクをたっぷりと味わえた。
なお、いずれも1ピースまたは25センチのホールで販売される予定だ。











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