【レポート】ジャックインザドーナツ：毎年人気のサンタドーナツに初の生マラサダ生地採用　クリスマス商品5種、11月6日より展開

　ドーナツ専門店「ジャックインザドーナツ（JACK IN THE DONUTS）」は11月6日～12月25日、全国店舗にて、「家族や友人とみんなで楽しむクリスマスパーティー」をテーマにしたクリスマス限定ドーナツ5種を販売する。今回、新商品の発売に先がけてメディア向け試食会が行われた。

　同ブランドは食品添加物を極力使用せず、栄養価の高い豆腐やおからを使用したシリーズや、世界各国の伝統的なドーナツ、多彩な生地を使用したオリジナル商品など約30種を展開している。

　2025年のクリスマスは、毎年人気のサンタクロースモチーフや、リアリティと味わいを両立させた一品など全5種をラインアップした。

「サンタホイップ生マラサダ」は毎年人気のサンタクロースモチーフのドーナツに、初めて生マラサダ生地を使用した新商品。フワフワの生マラサダ生地にホイップクリームをたっぷり詰め、表面にチョコレートでサンタクロースの顔を描いている。フワフワな口当たりのホイップクリームは、柔らかい生マラサダ生地と好相性。食感と味わいに統一感があり、全体のまとまりがよい。中に詰まっているホイップクリームは、成人女性が食べた場合、3口目あたりで中のホイップクリームの存在が感じられた。ドーナツの中心にしっかり収まっているため、こぼしにくく、きれいに食べられる。

　表面に描いたサンタクロースの髭は、ザクザク食感が楽しい反面、かじるたびにポロポロと落ちてしまうため要注意だ。ややパールホワイト寄りの色合いのサンタクロースは、手書きの表情と相まって愛嬌たっぷりだ。

「クリスマスギャラクシー」は、鮮やかなマーブル模様が特徴の人気商品「ギャラクシードーナツ」をクリスマス仕様にアレンジした一品。細めのリング型だが、モチっと弾力のある生地で食べ応えがある。表面のチョコレートは主張を抑え、生地の優しい甘さを主役にしている印象だ。インパクト抜群の見た目と味わいのギャップがすごい。

　表面の金粉はかなり小さな粒で繊細に輝いている。角度によって、綺麗に光っている。また、マーブル模様のチョコレートコーティングにも凹凸があり、躍動感のあるビジュアルだ。

「コーヒーチョコブッシュドノエル」は食感や見た目、味わいのバランスにこだわった、本物の切り株そっくりの新商品。構成は、デニッシュ生地に薄くチョコレートをかけ、その上にコーヒーチョコレートをのせ、側面にフィアンティーヌをあしらっている。手に取っただけで分かる、しっかりとした感触。電車などで多少ぶつかっても、そう簡単に潰れないだろう。表面のコーヒーチョコレートは、今季の他商品と比べて分厚い。コーヒーの苦味はほんのりと香り、甘みとのバランスは2対8程度に感じた。小学校低学年の子どもでも、安心して食べられそうだ。

　開発担当者は「10代をはじめとする、若い世代に手に取ってもらえるように、コーヒーの苦みを抑えつつもちゃんと風味を出せるコーヒーの量にこだわりました。今回（クリスマス商品）の中で、最も苦戦したドーナツです」と話した。

　同商品はデニッシュ生地を採用したことで、外見と断面ともに本物そっくりの層（年輪）を実現。まろやかなチョコレートやサクサク食感のフィアンティーヌ、しっとりとしたデニッシュ生地の3つの食感で、見て、食べて楽しいドーナツに仕上げている。

「スノーボールクッキークルーラー」は、表面のバニラホワイトグレーズと粉糖で雪をイメージした、冬らしい味わいの一品。ベースのクッキー生地にはカスタードを練り込み、水分量を少し増やすことで「サクッ、ほろり」とした食感を実現。しっとりと柔らかく、軽い口当たりで、パクパクと手が進む。ただし、今季の他商品の中で最も甘いため、飲み物とともに味わうとよい。

　キラキラ光るアラザンは、バニラホワイトグレーズの中と上にたっぷりと入っている。最も甘いパーツであるバニラホワイトグレーズは、齧るとサクッと、舌の上に乗るとシュワっと、生地に染み込むように溶ける。

「サンタいちごファッション」はオールドファッションドーナツに、鮮やかなイチゴグレーズをかけ、チョコレートでサンタクロースのベルトを描いた新商品。イチゴグレーズには、強い酸味が特徴の仏産イチゴピューレを使用。ドーナツの上に薄くかけることで、外はサクサク、中はしっとりとした生地と好相性だ。生地の甘みの後に、イチゴの甘酸っぱさがほんのりと香るのがポイント。

　なお、「スノーボールクッキークルーラー」は、恵比寿店および小倉店での取り扱いなし。