キル フェ ボン「覚悟を決めて値上げを選択」良いもの届けるために苦渋の決断 今年で10代目の人気フルーツタルトなど実食

2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から全国
2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から
「Christmas Cake 2025」イメージ
「Christmas Cake 2025」イメージ

 フルーツタルト専門店「キル フェ ボン」は11月14日、東京都内にて、「Christmas Cake 2025」のメディア向け試食会を行った。

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 2025年のクリスマスケーキは新作2種を含む、全4種を展開。全品ともフルーツをたっぷりと飾り、噛むたびに果汁が口いっぱいに出て、罪悪感なく軽やかに楽しめる。今回使用するイチゴは、関東店舗に限り「とちおとめ」、「とちあいか」、「紅ほっぺ」、「きらぴ香」の4種を中心にセレクト。他エリアでは品種を特定しないものの、国産イチゴのみを採用している。サイズは2LとLに絞り、ゴロっとした大粒感を楽しめる。

 価格は最低2,030円、最大5,086円と大幅に値上げした。開発担当者は「価格を重視してケーキの質を落とすのではなく、良いものを作って届けることに使命を感じているので、覚悟を決めて値上げを選択しました」と話す。チョコレートに限らず、粉やバターなど原材料の高騰が原因だという。

2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から
2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円〜

「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」はツリー型のタルトに4種のフルーツをたっぷりと飾った、華やかな一品。2013年より展開し(2015年を除く)、今年で10代目。全体の土台は、ビターチョコチップ入りのメイプル風味アーモンドクリーム、バニラムース、スポンジ生地を重ねている。天面は、ツリーの足部分にアーモンドや胡桃、パンプキンシードのキャラメルナッツを、メイン部分にイチゴやシャインマスカット、ブルーベリー、グロゼイユを敷き詰めた。仕上げに、グロゼイユの果実に金粉をまぶし、白いオリジナルオーナメントを飾り、よりクリスマスの雰囲気を演出した。

試食用の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」イメージ
試食用の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」イメージ

 ツリーの足部分に詰まっているキャラメルナッツは、香ばしく風味豊かで、全体のお口直し的な存在。フルーツが乗ったメイン部分と交互に食べれば、ケーキを取る手が止まらなくなる。定期的に出てくるグロゼイユのガツンとした酸味もポイントだ。バニラムースは主張を控えているものの、各素材を緩やかに繋ぐために必要なパーツだと感じた。ちなみに、今年のクリスマス商品の中で、最もタルト生地の厚いため、食べ応えを求める人におすすめだ。

 なお、試食用のイメージは、特別に丸型で焼き上げたため、キャラメルナッツの配置が実物とは異なる。

2サイズ展開の「色とりどりのフルーツリースタルト」税込み8,996円から
2サイズ展開の「色とりどりのフルーツリースタルト」税込み8,996円〜

「色とりどりのフルーツリースタルト」は永遠を意味する「輪」をモチーフに、フルーツでクリスマスリースをかたどった一品。2013年より展開し(2019年を除く)、今年で9代目。構成は底から順に、ホワイトチョコレート風味のカスタードクリーム、スポンジ生地、フルーツ10種、雪の結晶型オーナメントを重ねている。フルーツは色彩の濃淡にもこだわり、イチゴやブルーベリー、グロゼイユ、シャインマスカット、ブドウ、八朔、金柑、オレンジ、クランベリーなどを使用。また、中央に配置したオレンジの輪切りは軽くシロップ漬けすることで、皮を柔らかくして、えぐみを消している。

2サイズ展開の「色とりどりのフルーツリースタルト」税込み8,996円から
2サイズ展開の「色とりどりのフルーツリースタルト」税込み8,996円〜

 三角にカットした場合、ひと口目は、柑橘らしい甘酸っぱさと皮の苦みを感じられる。オレンジの皮はやや歯応えを感じる程度で、そのまま食べられる。その後はシャインマスカットを皮切りに、ベリーの甘酸っぱさが主役となり、一気に華やかな味わいに。

 ホワイトチョコレート風味のカスタードクリームは、ホワイトチョコレートの風味を感じつつも、優しい甘さでフルーツを引き立てている。口当たりはとろけるようになめらかだ。サクホロ食感のタルト生地となめらかなクリーム、みずみずしいフルーツがたまらず、あっという間に完食した。

「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」税込み9,990円
「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」税込み9,990円

「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」はかわいらしい星型のタルト生地に、まろやかなチョコレートクリームや4種のベリーを乗せた一品。構成は底から順に、チョコレートカスタードクリーム、スポンジ生地、イチゴジャム、ミルクチョコレートクリーム、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、グロゼイユを重ねている。

 開発担当者は、「幅広い方にチョコレートをおいしく楽しんでもらいたいなという思いが強かったので、ミルクとビター(チョコレート)の配合にすごくこだわりました。ミルクは強すぎないけど、カカオを感じられるようなクリームになるように、バランスを調整しています」と話す。

 先味はベリーの甘酸っぱさが強く、後味はチョコレートの優しい甘さだ。飲み込んだ後、鼻にスッとほろ苦いカカオの香りが抜ける感覚も楽しい。「チョコレートは好きだけど、濃厚なものが苦手」という人におすすめの一品だ。

2サイズ展開の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」税込み8,996円から
2サイズ展開の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」税込み8,996円〜

「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」は、仏産クリームチーズ「ル ガール」を使用した上品な味わいの一品。「ル ガール」は、一般的なクリームチーズとは異なり、乳本来の風味やコク、まろやかさを感じられ、酸味が少ないのが特徴だ。構成は底から順に、「ル ガール」のムース、スポンジ生地、ホイップクリーム、イチゴ、ブドウ、グロゼイユを重ねている。真っ白なホイップクリームと銀箔は、ふわりとした雪景色を表現している。

 タルト生地の香ばしさとクリームチーズの優しい風味が好相性で、フルーツがなくなりがちな背中部分もおいしく食べられた。見た目から想像するような重さはなく、たっぷりのクリームとムースでも軽やかに完食できる。今年のクリスマス商品の中で、最も優しい味わいの一品だ。

 なお、各クリスマス商品は12月15日まで予約受付中。いずれも、各店舗の限定数量に達し次第、受付終了となる。

「Christmas Cake 2025」イメージ2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から2サイズ展開の「~タルトプレミエ~クリスマスツリーのタルト」税込み11,998円から2サイズ展開の「色とりどりのフルーツリースタルト」税込み8,996円から2サイズ展開の「色とりどりのフルーツリースタルト」税込み8,996円から試食用の「色とりどりのフルーツリースタルト」イメージ試食用の「色とりどりのフルーツリースタルト」イメージ「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」税込み9,990円「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」税込み9,990円「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」税込み9,990円試食用の「星型 赤いフルーツとチョコレートクリームのタルト」イメージ2サイズ展開の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」税込み8,996円から2サイズ展開の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」税込み8,996円から2サイズ展開の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」税込み8,996円から2サイズ展開の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」税込み8,996円から試食用の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」イメージ試食用の「ブルターニュ産”ル ガール”クリームチーズと赤いフルーツのタルト」イメージ

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