コンビニ大手3社が苺スイーツで今冬競演 特長の違いは?

コンビニ大手3社がイチゴスイーツを展開全国
コンビニ大手3社がイチゴスイーツを展開
コンビニ大手3社がイチゴスイーツを展開
コンビニ大手3社がイチゴスイーツを展開、左からファミリーマート、ローソン、セブン-イレブンの期間限定イチゴスイーツ。

 セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ大手3社は今冬、1月15日の「いちごの日」にからめて、イチゴが主役の商品企画を同時展開する。同じイチゴを使いながらも、商品構成や打ち出し方に各社の個性が表れている。

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2026年1月6日より発売される「プリンケーキパフェ いちごとミルク」税込み399円(沖縄県は2026年1月15日から発売)
2026年1月6日より発売される「プリンケーキパフェ いちごとミルク」税込み399円(沖縄県は2026年1月15日から発売)

 セブン-イレブンは12月30日より、「ベリーHAPPY!贅沢いちご時間」と題し、3社の中で最も品数が多い全23品を順次全国展開している。

12月30日より発売される「もちもち生地のいちごチョコクレープ」税込み280円(沖縄県除く)
12月30日より発売される「もちもち生地のいちごチョコクレープ」税込み280円(沖縄県除く)

 イチゴを使用した新作スイーツを多数展開する他、パン・アイス・冷凍食品のカテゴリーでもイチゴ商品が一斉登場。「プリンケーキパフェ いちごとミルク」や「いちごのダブルシュークリーム」、「いちごホイップ&カスタードのクレープ」などを中心に、イチゴ商品を多角的に提案する。

2026年1月6日より発売される「いちごクリームどら いちごソース入り」税込み237円(沖縄県除く)
2026年1月6日より発売される「いちごクリームどら いちごソース入り」税込み237円(沖縄県除く)

 さらに「いちご大福」や「いちごとあんこの和パフェ」、「いちごクリームどら いちごソース入り」など和スイーツも充実。洋菓子・和菓子を横断した品揃えで、幅広い需要を取り込む狙いだ。ドーナツやアイス、今川焼、フリーズドライのチョコレートなど、イチゴを軸にしながら“商品ジャンルの網羅性”で他社と差別化している。

2026年1月5日に発売される「Uchi Café プレミアムロールケーキ とろける2層のストロベリー」 税込み248円
2026年1月5日に発売される「Uchi Café プレミアムロールケーキ とろける2層のストロベリー」 税込み248円

 同じく12月30日より19品を順次発売開始したローソンは「いちごの日(1月15日)」に向けた企画を核とし、味わいの完成度と専門性を重視したラインアップだ。

12月30日に発売される「Uchi Café いちごミルクのタルト」税込み292円
12月30日に発売される「Uchi Café いちごミルクのタルト」税込み292円

 イチゴの香りと爽やかな酸味が楽しめる「いちごミルクのタルト」や、シリーズ累計販売数約860万個の“ふわもち冷やしクリームパン”のイチゴフレーバー「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン いちごホイップ」、クリームチーズの乳感が特長の「生ベイクドいちごチーズケーキ」などこだわりのイチゴスイーツが揃う。

2026年1月6日に発売される「Uchi Café いちごとチーズケーキのクレープ」税込み346円
2026年1月6日に発売される「Uchi Café いちごとチーズケーキのクレープ」税込み346円

 築地発のイチゴスイーツ専門店「ストロベリーマニア」とのコラボレーション商品(チルド飲料や菓子など全6品)を初導入するなど、素材の良さや作り込みを訴求する戦略も見て取れる。

「ファミマの白をまとったいちご狩り」イメージ
「ファミマの白をまとったいちご狩り」イメージ

 2026年1月6日より全16商品を本格展開するファミリーマートは、「白をまとったいちご狩り」をテーマに、イチゴと白い素材の組み合わせで独自性を打ち出す。

12月30日より発売される「いちごのモンブラン(メレンゲ入り)」税込み325円
12月30日より発売される「いちごのモンブラン(メレンゲ入り)」税込み325円

「いちごのモンブラン」や「いちごのクッキーシュー」、「もっちりクリームロール」などに加え、「いちごバウムクーヘン」や「いちごドーナツ」など焼き菓子・パン系商品も充実。デザート・パン・アイス・菓子・ドリンク・焼き菓子のイチゴ商品を用意する。

 3社いずれも拮抗した商品ラインアップとは言えるものの、セブン-イレブンは品数とジャンルの広さ、ローソンは専門性と味の完成度、ファミリーマートはテーマの独自性でそれぞれ差別化を図っている。

2026年1月6日より発売される「いちごクリームどら いちごソース入り」税込み237円(沖縄県除く)
2026年1月6日より発売される「いちごクリームどら いちごソース入り」税込み237円(沖縄県除く)

 消費者は、これら3社のイチゴスイーツをどのような視点で選べばよいのか? まず「とにかく選択肢の中から好みを探したい」、「一度に複数の商品を食べ比べたい」という場合、品数が豊富でジャンルの幅が広いセブン-イレブンが向いている。

2026年1月7日より発売される「苺&ホイップサンド」税込み473円
2026年1月7日より発売される「苺&ホイップサンド」税込み473円

 一方で「失敗したくない」、「完成度の高い苺スイーツを確実に味わいたい」場合には、専門性や定番力を重視するローソンが選択肢の1つとなるだろう。

12月30日より発売される「もっちりクリームロール(いちごソース入り)」税込み380円
12月30日より発売される「もっちりクリームロール(いちごソース入り)」税込み380円

「新しい味わいに興味がある」という場合、”白”にこだわったイチゴスイーツに挑戦したファミリーマートが適している。

 気分やシーンに応じて選び分けることで、2026年初頭のコンビニスイーツ体験をより満足度の高いものにできそうだ。

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