
スターバックスは9月30日より、新作「パンプキン スープチーノ」を全国発売する。北海道産かぼちゃにミルクを合わせ、バリスタが一杯ずつスチームしてカプチーノのような泡を作る温かいスープだ。スターバックスは「少し寒さを感じる朝」から仕事終わり、夜までの“ご自愛時間”を利用シーンとして挙げている。
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興味深いのは、その販売時期である。9月2日には「とろり蜜芋 紅はるか フラペチーノ」を発売。「9月は暑さが残る」として、秋の味覚である芋をあえて冷たく楽しませていた。そこから約1ヵ月後の9月30日には、かぼちゃを温かいスープにする。つまりフラペチーノを完全に置き換えるというより、気温の変化に合わせて“秋の味覚の見せ方”を冷から温へ切り替えていると考えられる。
スープチーノ自体も、この季節戦略と相性がいい。初登場した「トリュフ スープチーノ」は2025年11月14日に発売された。スターバックスは「寒い冬の季節にぴったり」だと説明し、黒トリュフやマッシュルーム、ポルチーニ茸などを使った温かな1杯として展開した。さらに朝の「Good Start Morning」の対象商品にも加えられ、コーヒーブレイクだけでなく、朝食や軽食の場面へ利用機会を広げていた。

今回の「パンプキン スープチーノ」は、その考え方をさらに前倒しした商品にも見える。前年は11月中旬だったスープチーノが、今年は9月末から登場。しかも前年のトリュフ味はショートサイズのみだったのに対し、今回はショートサイズとトールサイズを用意している。1年限りの変化球ではなく、秋冬の新たなビバレッジカテゴリーとして育てようとしている可能性がある。

もう1つ注目したいのが、同じ9月30日に新カテゴリー「スターバックス バゲットサンド」4種類も発売されることだ。朝食からランチまでを想定したフードと温かなスープが同時に増えることで、店舗は「甘いドリンクを楽しむ場所」だけでなく、「軽く食事を取る場所」としての顔を強められる。
春夏のフラペチーノが「冷たさ」や「華やかさ」、「デザート感」で来店理由を作るなら、秋冬のスープチーノが狙うのは「温かさ」や「小腹満たし」、「休息」なのだろう。季節が変われば、同じ1杯でも求められる役割は変わる。「スープチーノ」は、スターバックスが寒い時期にも新しい“飲む目的”を作るための一手と考えられる。
なお、一時的な欠品または早期に販売終了する場合あり。一部店舗は販売対象外。
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