【事実上の商戦開幕日】まだハロウィン前なのに? クリスマスケーキの予約が10月1日に集中する理由

「ザ・ショートケーキ・ノエル」税込み4,968円〜コラム
「ザ・ショートケーキ・ノエル」税込み4,968円〜
「フレーズ・ドゥ・ノエル」税込み4,644円
「フレーズ・ドゥ・ノエル」税込み4,644円

 クリスマスまで、まだ3ヵ月近くある10月1日。街ではハロウィン商戦の真っ最中だが、ケーキ業界では一足先にクリスマスが始まる。

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「ホテル椿山荘東京」2026年クリスマスケーキのイメージ
「ホテル椿山荘東京」2026年クリスマスケーキのイメージ

 2026年もホテル椿山荘東京、セルリアンタワー東急ホテル、新宿プリンスホテル、ホテルグランヴィア京都、ウェスティン都ホテル京都などが、揃って10月1日からクリスマスケーキの予約受付を開始する。洋菓子ブランドのアンリ・シャルパンティエも同日スタートだ。

「資生堂パーラー 銀座本店ショップ」2026年クリスマスケーキのイメージ
「資生堂パーラー 銀座本店ショップ」2026年クリスマスケーキのイメージ

 もちろん、業界全体で「10月1日」と決められているわけではない。資生堂パーラー銀座本店は2026年10月5日から予約を受け付ける他、フランズチョコレートは11月1日から。年や店舗によっては12月1日から予約を始めるケースもあり、過去には熱海パールスターホテルがこの日から受け付けた例もある。

 では、なぜ10月1日にこれほど集中するのか。

 理由の1つは、クリスマスケーキが「12月に作れば間に合う商品」ではないためだ。イチゴ、生クリーム、チョコレート、飾り、箱などを確保し、製造数やスタッフの配置、受け渡し時間まで決めなければならない。特に12月24日前後に需要が集中するため、早くから予約数が分かれば、どの商品をどれだけ用意すべきか判断しやすい。

「ザ・ショートケーキ・ノエル」税込み4,968円〜
「ザ・ショートケーキ・ノエル」税込み4,968円〜

 その準備期間の長さを象徴するのが、「ザ・ショートケーキ・ノエル」や「フレーズ・ドゥ・ノエル」など全4種を展開するアンリ・シャルパンティエだ。同社は公式サイトにて、2026年のクリスマスケーキについて、イチゴの産地や出来栄えを確認し、クリームまで開発するなど「1年かけて準備」したとしている。予約開始は10月でも、そのはるか前からクリスマス商戦は動いているわけだ。

 また、10月1日は消費者にとっても分かりやすい区切りになる。ホテルや百貨店、洋菓子ブランドが一斉に商品を発表し、予約サイトを開けば、「今年のクリスマスケーキを選ぶ時期が来た」という空気そのものを作れる。各社が同じ時期に動くことで、結果的に10月1日が事実上の“クリスマスケーキ商戦開幕日”になっているとも考えられる。

数量限定「極 ガトー・オー・フレーズ」税込み16,000円
数量限定「極 ガトー・オー・フレーズ」税込み16,000円

 近年は数量限定の高価格帯ケーキも珍しくない。ホテル椿山荘東京では2026年、「極 ガトー・オー・フレーズ」を税込み1万6,000円で展開する。数十台限定の商品も各ホテルで相次ぐため、「欲しい商品は早く予約する」という購買行動とも相性がいい。

 まだハロウィンも終わっていない10月1日に、クリスマスケーキを予約する。一見すると季節を先取りしすぎているようにも見える。しかし販売側からすれば、10月1日はクリスマスが始まる日ではない。12月24日、12月25日に大量のケーキをきちんと届けるべく、需要を数字として確定させ始める日だと言えるのかもしれない。

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