2時間で1,200個売り上げて”6秒に1個売れる”のコピー誕生 徳島発の人気レモンケーキが東京本格上陸

「パールのレモンケーキ」イメージレポート
「パールのレモンケーキ」イメージ
「パールのレモンケーキ」イメージ
「パールのレモンケーキ」イメージ

 徳島県発のパール洋菓子店は10月18日、「自由が丘デパート」の1階にて、初の常設店舗をオープンする。これに先がけて、10月16日にメディア向けお披露目会を行った。

【関連写真】「パール洋菓子店 自由が丘」他イメージ12枚

 同店は、徳島県で知らない人はいないほどの有名店。創業当時は店舗を持たずに、オンラインショップや地元のマルシェ、全国の催事のみで販売していたため、お客さんから「幻のレモンケーキ」と呼ばれている。現在は徳島県三好市に本店(製造と販売)をかまえ、今回、初の常設店舗として東京進出に踏み出した。

 創業時は、オーナー1人で営んでいたため1日最大400個を作るのが限界だったが、現在はスタッフ約20人を雇い、1日1,500個を安定して製造できている。地元のマルシェでは、1,200個のレモンケーキを2時間で売り上げ、お客さんによって「6秒に1個売れるレモンケーキ」のキャッチコピーが生まれたという。

 対面販売には開店30分前から人が集まり、開店する頃には行列に。テレビ出演すると、一気に注文が押し寄せ、オンラインショップを停止しても倉庫が空になるほどの人気ぶりだ。顧客は、自分で食べた後に気に入り、知人へのギフトとして利用する”ワンランク上のリピーター”がほとんど。その知人もまた気に入り、常連になっているという。主な年齢層は40~50代、続いて30~40代および50~60代。

「パール洋菓子店 自由が丘」入口のイメージ
「パール洋菓子店 自由が丘」入口のイメージ

 新店舗は、東急東横線・自由が丘駅の正面改札より徒歩1分、「自由が丘デパート」の1階にある。「自由が丘デパート」は内外観ともにかなりレトロで、懐かしい温かさあふれる雰囲気だ。「パール洋菓子店」と同じ1階フロアには、洋服店やジュエリー店、靴屋などが並んでいる。「パール洋菓子店」の入口は道路側のドアで、出口はそのまま通り抜けるように館内通路へ。人気店とあり、行列によるトラブル対策として、あえて外から入るように決めた。

 自由が丘店での商品ラインアップは、看板商品「パールのレモンケーキ」のみ。価格は1個・税込み398円、6個入り・税込み2,688円、10個入り・税込み4,280円。

「パール洋菓子店 自由が丘」ショーケースのイメージ
「パール洋菓子店 自由が丘」ショーケースのイメージ

 毎日、徳島県から配送するレモンケーキは、1日1,000個までストック可能。まずは本店同様、毎日300個を安定して売り上げることを目標に掲げた。オーナーは「仮に売り上げが好調だったとしても、本店のアルバイトの就業時間を増やしにくいから、まずはしっかりと毎日1,000個売れる体制を作っていきたい」と意欲的でありつつ、冷静に判断している。

左から「パール洋菓子店」オーナー、レモン型のコンクリート壁のイメージ
左から「パール洋菓子店」オーナー、レモン型のコンクリート壁のイメージ

 最初のラインアップは、看板商品の「パールのレモンケーキ」のみ。ゆくゆくは本店で販売している商品も増やしていくという。レモンケーキで作ったフワッと新食感の「レモンラスク」や「カヌレ」など。さらに、「パールのレモンケーキ」の新フレーバーとして、徳島県産食材を採用した「柚子」と「すだち」も準備中。

 本店ともに、今年の冬至までに「柚子」を、その後に時期をずらして「すだち」を、”柑橘三姉妹”のイメージで展開する予定だ。新商品について、オーナーは「四国を1つの県と考えて、そこの素材をどんどん使っていきたいなと。今後は高知県の栗とか芋、そういうのもレモンケーキに取り入れられたらなと思っています。どのフレーバーでも、レモンケーキの形は絶対に外さない」と話す。

「パールのレモンケーキ」イメージ
「パールのレモンケーキ」イメージ

「パールのレモンケーキ」は新食感と、”ちゃんと甘くて、しっかり酸っぱい”味わいが魅力の一品。最もこだわったのは、表面にあしらったコーティング。一般的なレモンケーキのコーティングは砂糖に果汁を混ぜて乾燥させるが、同店は果汁を砂糖で固めるという逆の発想で作っている。齧るとサクッと、舌の上に乗るとジュワっと溶けて果汁に戻る新感覚が楽しめる。

 ケーキ部分には、小さくカットした瀬戸内レモンのピールを入れ、しっとり食感にするために白あんを混ぜている。これにより、生地が”ちゃんと甘くて”、コーティングが”しっかり酸っぱい”を実現した。また、徳島県産卵の「瀬戸内のマーメイド」など、なるべく地元食材を選んでいるのもこだわりだ。要冷蔵。

「パールのレモンケーキ」イメージ
「パールのレモンケーキ」イメージ

 同商品は、常温・冷蔵・温めの3つの食べ方がある。オーナーの好みは冷蔵庫から出してすぐで、冷凍もおすすめ。生地に空気を含んでいるため、カチカチに凍るようなことはないそうだ。本店では、店頭限定で「できたてのレモンケーキ」を販売している。

 まずは常温で。ケーキはしっとりフワフワで、パサつきやのどに詰まる感覚が一切ない。白あんを混ぜることで、ほんのり和テイストな優しい味わいに仕上げている。表面のコーティングは、つい「あっおいしい」と声に出てしまうほど、酸味と食感のパンチがある。口がすぼむことはなく、ちょうどよい加減のしっかりとした酸っぱさだ。最後までレモンの風味を残しながらも、しっかりと生地の甘さを引き立てている。

 温めは、電子レンジで500ワット・5秒から。表面のコーティングが溶けないように、少しずつ調整するのがポイントだ。まずは5秒で実食。ケーキは、常温よりもふんわり感が増している。コーティングは最初から少し柔らかくなっているため、舌に乗せずとも口に入れた瞬間にジュワっと溶けた。ただ、さすがに温め時間が5秒だと、冷めるのが早い。追加で5秒温めると、触れる前から一部のコーティングが溶け始めていた。ケーキの甘さとコーティングの甘酸っぱさが強調され、全体的によりしっかりとした味わいを感じられる。喉が渇くほどではないが、少量の飲み物を用意するのがおすすめ。

 冷蔵庫で冷やすと、ケーキ生地の密度が上がり、しっとり重視に。コーティングのサクッと食感は、シャリシャリ感に近くなる。フォークを指すとコーティングがパラパラと崩れ落ちてしまうが、全て拾い集めたくなるやみつきのパーツだ。爽やかに味わいたい人におすすめの方法だ。

持ち帰り用紙袋のイメージ
持ち帰り用紙袋のイメージ

 同店の持ち帰り用紙袋は地元の箱屋にオーダーしており、かなりしっかりとした素材と構成が特徴。海外の化粧品会社で取り入れている、箱風の紙袋に衝撃を受け、それをオマージュしたという。底はグッと押し込んで簡単に畳めて、上部は蓋ようなはめ込み式。この紙袋を求めてくる人も多いという。

【パール洋菓子店 自由が丘】
住所:東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート1階
時間:10時~19時
定休日:水曜日

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