
北海道発のチーズケーキブランド「ワンダー(WONDER)」は10月28日、JR東京駅の八重洲中央口改札内に、初の常設店となる「WONDER JR東京駅店」をオープンした。これに先立ち、メディア向け発表会が行われた。
ブランドの前身となる「チーズワンダー(CHEESE WONDER)」は、2021年2月に誕生。北海道の自社放牧酪農場で生産した放牧牛乳と平飼い卵を使った生チーズケーキを、オンラインショップを中心に販売してきた。誕生から5年を迎え、ブランド名を「ワンダー」に変更。チーズケーキを通して「驚き」を届けるブランドとしてリブランディングし、東京駅構内に初の常設店をかまえた。

北海道日高町の自社牧場の放牧牛乳と平飼い卵を使った生チーズスフレ、生チーズムース、ザクザクとしたクッキーを組み合わせた「チーズワンダー」は、同店を代表するスイーツだ。空気をたっぷり含ませた繊細なムースは、手作業でしか絞り出せず、販売数量が限られるという。実際に食べてみると、ムースが口の中でスッととろけるような食感とともに、チーズのコクもしっかりと感じられた。
冷凍で販売され、解凍時間によって異なる食感を楽しめる。おすすめは、常温で1時間半~2時間ほど置いて全解凍する食べ方。ムースのなめらかな口溶けと、クッキーのザクザクとした食感の組み合わせが楽しめる。販売時間は通常11時と17時の2回。なお、オープン初日の10月28日は10時と17時に販売予定だ。

新商品の「ワンダーケーキ」は、常温で持ち運べるチーズケーキとして提案する一品。製造工程を機械化するにあたり、絞り出したチーズクリームの形を維持することに苦労したという。

サイズは「チーズワンダー」よりひと回りほど小さい。大きさだけでなく、味わいや食感にも違いがある。
実際に食べてみると、チーズチョコレートのなめらかな舌触りとコク深い味わいが印象的だった。チーズの風味は「チーズワンダー」より控えめに感じられた。「挟み焼き」で仕上げたプレスドクッキーは、フォークでは切り分けにくいほど硬い。それでいて、噛むと香ばしいザクザク感があり、口当たりは軽やかだ。
同商品は、ギネス世界記録™に認定された商品でもある。2026年10月14日の20時から21時までの1時間、WONDER公式オンラインショップで販売を行い、1万9278個を販売。「1時間で単一プラットフォームにおいて販売されたチーズケーキの最多個数」として世界記録に認定された。価格は税込みで4個入1,458円、6個入2,106円、9個入3,132円、12個入4,104円。なお、10月27日の取材時に提供された商品の賞味期限は、11月19日だった。

東京駅限定の「チーズワンダー バスク」は、生バスクチーズ、生チーズムース、生チーズスフレの3層仕立て。「チーズワンダー」をよりリッチにした商品として展開する。表面にとろりとした生バスクチーズをかけ、バーナーであぶって仕上げているのが特徴だ。
表面をブリュレすることで生まれた、ほろ苦く香ばしいカラメルの風味がチーズのコクを引き立てる。実際に食べてみると、他の商品よりも甘みをしっかりと感じられた。販売時間は通常11時と17時の2回。なお、オープン初日の10月28日は10時と17時に販売予定だ。

新商品の「ワンダークッキー」は、3種のチーズとはちみつが香る一品。北海道産パルメザンチーズを練り込んだ生地に、角切りチーズとナチュラルチーズを重ねて焼き上げ、仕上げに国産はちみつをかけて再び焼き上げた。
3種のチーズが生み出す豊かなコクをしっかりと感じられる。甘さは控えめで、程よい塩気もある。お茶請けにはもちろん、お酒にも合いそうだ。18枚入の価格は税込み2,862円。なお、はちみつを使用しているため、1歳未満の乳児には与えないよう注意が必要だ。

店舗は、北海道の牧場を原点とする「ワンダー」の世界観を表現。店内には、自社の放牧酪農場の土を練り込んだオリジナルタイルを使用している。

店内の壁面に飾られた「チーズワンダー」のオブジェは、よく見ると一部が動く仕掛けになっている。驚きや遊び心が感じられる空間づくりからも、来店客を飽きさせない工夫がうかがえる。
【取材・文・写真:桐生奈奈子】





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