世界的パティシエ辻口博啓、パティシエ目指すきっかけになった小学時代の“皿舐め事件”回顧「非常に悔しい思いした」

パティシエ・ショコラティエの辻口博啓さんが2月27日、都内で行われた自伝的映画『パリ・ブレスト〜夢をかなえたスイーツ〜』(3月29日公開)の上映後トークセッションに登壇した。自身がパティシエを目指すきっかけになった小学時代の“皿舐め事件”を回顧した。編集部
パティシエ・ショコラティエの辻口博啓さんが2月27日、都内で行われた自伝的映画『パリ・ブレスト〜夢をかなえたスイーツ〜』(3月29日公開)の上映後トークセッションに登壇した。自身がパティシエを目指すきっかけになった小学時代の“皿舐め事件”を回顧した。

パティシエ・ショコラティエの辻口博啓さんが2月27日、都内で行われた自伝的映画『パリ・ブレスト〜夢をかなえたスイーツ〜』(3月29日公開)の上映後トークセッションに登壇した。自身がパティシエを目指すきっかけになった小学時代の“皿舐め事件”を回顧した。

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この日、パティシエになったきっかけを問われて辻口さんは「小学校3年生のとき、うちは和菓子屋だったので、ケーキをあまり食べたことがなかった。で、その時代はバタークリームのケーキが主流だった。そのケーキを食べても、あんまりおいしいと思わなかった。『うちの和菓子のほうが絶対おいしいな』と思って、(ある日)侮りながら友達のバースデーパーティーに行った」と話し始めた。

「出てきたのが、生クリームの、口の中に入れたらすぐ消えてしまうくらいの、すごいフワフワのショートケーキだった。イチゴの酸味と甘味が本当においしくて、口の中で消えてしまうショートケーキを食べて、もう感動した。お皿についてるクリームも、もったいなくて一生懸命舐めてたら、友達のお母さんがその様子を見て『辻口君の家にはこんなおいしいお菓子ないでしょ?』って言われて、『いや、うちのお菓子、まんじゅうのほうがうまい!』って言おうとしたんだけど、皿を舐めているときに言われたもんだから言い返せない(笑)」と述懐。

次いで辻口さんは「非常に悔しい思いをしたんだけど、でも、やっぱりこの感動をずっと心の中にもっていて、『いつか自分もあのときの感動を色んな人たちに知ってもらいたい』という、そういう思いが大きくなった。それでパティシエの道を志すようになりました」と語った。

同映画は、若き天才パティシエのヤジッド・イシュムラエンさんの自伝を映画化。不遇な少年時代を過ごした孤独な青年が、スイーツを通じて成功する様を描く。ヤジッドさんが特別に来日し、トークセッションに参加した。

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ショートケーキその他作る編集部

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