
チョコミントほど、好き嫌いがはっきり分かれるスイーツは珍しい。好きな人は「爽快」「夏に最高」と語り、苦手な人は「歯みがき粉みたい」と言う。ところが、この賛否の強さこそが、チョコミントを単なるフレーバーではなく、一種の文化に押し上げているのではないだろうか。
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近年のチョコミント企画を見ると、その熱狂はますます広がっている。よーじやは5月22日より有楽町マルイ、6月2日より渋谷モディで「スースー!チョコミント」東京ツアーを展開。昨年の東京初上陸時には連日行列ができたといい、今年は予約制での提供となる。さらに通常パフェに加え、約50倍量のハッカ油を使った「50倍スースーパフェ」や、スースー感を増せる「追いミントソース」も用意される。
一方、ココスでは5月14日より「チョコミン党フェア」を実施。パフェ、ガトーショコラ、フラッペ、アイスなど5品に加え、昨年好評だった「スーパースースーソース」をパワーアップした「スーパースースーソース 2.0」も登場する。 銀座コージーコーナーも4月10日から「チョコミントミルクレープ」や「チョコミントサブレ」を期間限定で販売。ミント風味クリーム、ココアクレープ、パリパリチョコ、ミント風味チョコガナッシュなどを重ね、味だけでなく食感でもチョコミントらしさを表現している。
こうして見ると、チョコミント人気の理由は、味だけでは説明しきれない。

チョコレートの甘さに、ミントの清涼感が重なる。濃厚なのに軽い。甘いのに涼しい。デザートでありながら、気分転換のようでもある。この矛盾した感覚が、チョコミントを特別な存在にしている。
さらに、近年のチョコミント商品は“体験型”に進化している。ミントの強さを選ぶ、ソースを足す、食べ比べる、紅茶や新茶と合わせる。ココスのチョコミントパフェでは、別添えのミントソースで好みに合わせて楽しめるほか、爽快感に合うドリンクとのペアリングも提案されている。 もはやチョコミントは「食べるもの」というより、「自分の好みを試すもの」になっている。
そして、チョコミントには仲間意識を生む力がある。

「チョコミン党」という言葉が象徴するように、チョコミント好きは単に商品を買うだけではない。新商品を探し、食べ比べ、感想を投稿し、同じ好みの人と盛り上がる。そこには、推し活に近い楽しさがある。期間限定商品を追いかける高揚感も、チョコミント熱を後押ししている。

加えて、見た目の強さも大きい。淡いミントブルーにチョコチップ。売り場に並んでいれば、すぐに「あ、チョコミントだ」と分かる。爽やかで、少し個性的で、写真にも映える。スイーツ棚の中で、チョコミントは小さな看板を掲げているような存在だ。
チョコミントの熱狂は、「万人受けしない」からこそ強くなる。苦手な人がいるから、好きな人は語りたくなる。刺激があるから、試したくなる。見つけた瞬間に反応してしまう色があるからこそ、追いかけたくなる。
チョコミントは、甘さと清涼感、かわいさと刺激、好きと苦手の境界線に位置する、推し活欲を刺激するスイーツだと言えるのかもしれない。
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