
不二家洋菓子店は8月1日より、全国店舗にて、焼き菓子の新シリーズを2種および新商品2種を展開する。今回はこれに伴い、ひと足早くメディア向けお披露目会・発表会が行われた。
【関連写真】新作焼き菓子の他イメージ2枚今回は「不二家でしか生まれない美味しさとは何か」、「不二家らしい焼き菓子とは何か」をテーマに、新シリーズを考案。キャッチコピーは「ここでしか、生まれないおいしさ」。
タルトシリーズは、4種の新作と1種のリニューアル商品が登場(従来の焼き菓子のタルトは終売)。新作はいずれも長年愛され続けるロングセラー商品を焼き菓子で再現している。より一層ソフトな食感にリニューアルしたのは、「不二家 アーモンドタルト」。同シリーズで唯一、洋菓子をモチーフにした「不二家 モカケーキタルト」も登場する。

「ミルキータルト」は、タルト生地にミルキー風味のペーストと、「ミルキー」と同じ北海道産練乳で仕立てたフィリングの2層仕立ての商品。しっとり食感や優しく香る「ミルキー」の風味が特長だ。試食では通常の4分の1サイズで提供された。ひと口サイズだと甘ったるさは感じず、ふんわりと練乳の甘さが広がるが、丸ごと1つ食べると少し甘みが強く感じそうな味わい。焼き菓子ならではの香ばしさと優しい甘みが好相性。

「カントリーマアムタルト」は、砕いたカントリーマアム風クッキーを練り込んだフィリングに、ゴロゴロ食感を楽しめるチョコチップをトッピングしている。優しい香りのバニラも取り入れ、「カントリーマアム」の味わいを忠実に再現したのがポイント。
同シリーズの商品の中で最も生地がしっかりしており、モグモグと咀嚼が多くなる。天面にトッピングされたチョコチップは、溶けだすことなく食感も楽しく、お菓子らしい甘みをもたらしてくれる。咀嚼している時よりも、飲み込んだ後の方が「カントリーマアム」の複雑な風味を感じやすい。

「ノースキャロライナタルト」は、渦巻き模様のソフトキャンディ「ノースキャロライナ」を再現している。現在は一部の店舗で復刻販売されているという「ノースキャロライナ」の人気は根強い。この人気を裏切らないように、バニラとキャラメルを一体感のある味わいに仕上げることをこだわった。
バニラペーストとキャラメルフィリングを重ねて焼き上げることで、双方の豊かな香りが広がるように工夫。タルトの内側は、ソフトクッキーのように柔らかな食感。何回か噛んでいると、鼻の奥にキャラメルの風味がしっかりと残る。鼻腔に沿って香りが通っていくイメージだ。

「ペコちゃんのクッキーシリーズ」も5種をラインアップ。全フレーバーとも、しっとりとソフトな食感の生地に、ホワイトチョコレートチャンクを組み合わせた大判サイズだ。北海道産練乳を使用して「ミルキー」の味わいを表現した「ペコちゃんのミルククッキー」をはじめ、「あまおう苺」、「アールグレイ」、「宇治抹茶」、「チョコナッツ」を展開する。

「あずまると」は、じゃがいもと茨城県産紅あずまを軸に、新食感を生み出したタルトだ。土台のタルト生地には、乾燥させて粉末状にしたじゃがいもフレークを混ぜ込み、食感をプラス。主役の紅あずまペーストを使用したフィリングは、たっぷりと流し込んで焼き上げている。
茨城県産紅あずまを採用した理由は、栃木県の工場で製造していることから、地産地消を意識したため。試食の4分の1サイズをひと口で頬張ると、紅あずま本来の甘みが一気に広がる。素材の持ち味をしっかり引き出しており、罪悪感を少し減らしながら楽しめる印象を受けた。

苦労したのは、タルト生地に練り込むじゃがいもフレークと小麦粉の配合比率。小麦粉の一部をジャガイモに置換して作るため、ジャガイモが多すぎると生地にならずにボロボロ崩れてしまい、反対に少なすぎるとジャガイモの食感や風味を残せない。


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