【お酒なしでも楽しめる】ホストクラブだけではない 歌舞伎町で「夜カフェ」が新たな居場所になる理由

「ShortCakeCompany」イメージコラム
「ShortCakeCompany」イメージ
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「夜の街」として知られる東京・新宿の歌舞伎町で、夜の過ごし方が変わり始めている。

【関連記事】新宿・歌舞伎町:パティシエ特製の新作ケーキなど食べ放題 総工費1億円超のラグジュアリーカフェ&バー「ナローズ」2号店が8月オープン
「ナローズ」2号店イメージ
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 その象徴となりそうなのが、8月15日に正式オープンするシーシャカフェ&バー「ナローズ(Naroz)」2号店だ。約240平方メートルの広さを持ち、総工費1億円超を投じて、他のカフェとは一線を画すラグジュアリーな空間を整える。平日は午後2時から翌朝7時まで営業。個室、カラオケ、ゲーム、映画鑑賞などを用意し、タイムチャージにはパティシエ特製のケーキやかき氷の食べ放題も含まれる。単に飲食物を注文する店というより、空間と滞在時間をまとめて販売する体験型ラウンジに近い。

 歌舞伎町といえば、ホストクラブ、キャバクラ、ガールズバーなどの接客を伴う店が集積し、近隣には新宿ゴールデン街もある。酒を飲み、人と交流することが、長く夜の街の中心的な楽しみ方だった。

「ShortCakeCompany」イメージ
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 一方で近年は、酒や接客を主目的としない「夜のスイーツ」の需要も表面化している。2023年11月に歌舞伎町で開業した「ShortCakeCompany」は、午後6時から深夜0時まで営業し、1人で食べ切れる小さなホールケーキを提供する夜のケーキカフェとして注目を集めた。12席の店舗が予約で埋まる状況となり、2024年11月には一つ上の階へ移り、約4倍の広さに拡大した。

「ナローズ」2号店イメージ
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 こうした展開は、歌舞伎町でケーキを食べながら1人で静かに過ごしたいという需要が、決して小さくないことを示している。「ナローズ」もまた、デートや女子会、団体利用のみならず、深夜の作業や1人でのカフェ利用も想定される。酒を大量に飲まなくても、ケーキを食べ、シーシャを楽しみ、ゲームや動画を眺めながら朝まで滞在できる。

 これは令和の若者が求める夜遊びの変化とも重なる。にぎやかな交流だけでなく、写真を撮りたくなる空間、適度な個室感、趣味を楽しめる設備、自分のペースで過ごせることが重視されるようになった。チャージ料にスイーツやサービスを含める仕組みも、商品単体ではなく体験全体に料金を支払う消費スタイルと相性が良い。

 新宿は昼夜を問わず人が多く、待ち合わせ、休憩、仕事帰り、終電後の滞在先としてカフェ需要がある。歌舞伎町には外国人観光客も多く、豪華な内装、ケーキ食べ放題、カラオケ、シーシャを一度に体験できる店は、日本の都市型ナイトライフとしてインバウンドにも分かりやすいだろう。

「ShortCakeCompany」や「ナローズ」は、従来の歌舞伎町文化とはやや異質に見える。しかし、深夜営業、非日常感、娯楽性という街の特徴は受け継いでいる。歌舞伎町は、酒と接客を楽しむ街から、スイーツや1人時間を含め、複数の夜の過ごし方を選べる街へと変化しつつある。

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