
SNSで話題を集めた喫茶室ルノアールの「ザッハトルテ」。今回はその味をたしかめるべく、実際に店舗へ足を運んで食べてみた。
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話題となった投稿によれば、店員から「これ世界一かもしれません」とおすすめされたという。ザッハトルテは、オーストリア・ウィーン発祥のチョコレートケーキとして知られており、濃厚なチョコレートの味わいと、ジャムの甘酸っぱさが特徴の菓子だ。
喫茶室ルノアールの「ザッハトルテ」には、プロ向けの明治スペシャリティチョコレート「meiji THE Cacao PROFESSIONALS」を採用。メニューにも「ナッツのように香ばしいカカオの奥深いコク」と記されており、チョコレートそのものの風味にかなり力を入れていることがうかがえる。
価格は税込み860円。さらに80円を追加すると、ホイップクリームを添えることもできる。なお、こちらはドリンクと一緒に注文する必要があり、単品での注文はできない。
しばらくして運ばれてきた実物は、見た目からしてかなり重厚。つやのあるチョコレートで表面が覆われており、喫茶店のケーキというより、洋菓子店のショーケースに並んでいそうな存在感すらある。皿を含めて全体がひんやりとしており、チョコレートが溶けないよう冷蔵状態でしっかり管理されていたようだ。

さっそくフォークを入れてみる。ところが、表面のチョコレートが想像以上に固い。軽く押した程度ではびくともせず、少し力を込めると「パキッ」と小気味よい音を立てて割れた。割れた瞬間、亀裂が端まで一気に走るほどで、このコーティングの存在感はかなり強い。まるで薄いチョコレートの殻を割って中のケーキにたどり着くような感覚だ。

口に運ぶと、まず広がるのはカカオの濃厚なコク。単に甘いチョコレートケーキというより、香ばしさやほろ苦さもかすかに感じられ、かなり大人っぽい味わいに仕上がっている。メニューにある「ナッツのように香ばしい」という表現にも納得で、後味にはカカオの余韻がしっかり残る。
一方で、重たくなりすぎないのは、ラズベリージャムの甘酸っぱさがあるからだろう。主張は強すぎず、あくまでチョコレートの濃厚さを引き立てる程度にほんのり感じられる。これが後味をすっきりさせており、見た目の印象ほど強くは甘ったるくない。
今回はホイップクリームも追加してみた。濃厚なチョコレートにまろやかさが加わり、味の印象が少し柔らかくなる。チョコレートの力強さをしっかり味わいたいならそのまま、少し優しい口当たりで楽しみたいならホイップ追加がおすすめだ。
実食して感じた印象は、SNSで話題になるのも納得の、喫茶店スイーツとしてはかなり本格派の一品であること。税込み860円にドリンク注文必須という点を考えると、気軽に注文するケーキというより「今日はちょっと良い甘いものを食べたい」というとき選びたいメニューだろう。濃厚な味わいであるため、すっきりした味わいのアイスティーなどを合わせるのがおすすめだ。

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