10日で15万個の異例ヒット 後発の不二家洋菓子店が生ドーナツで成功した理由

「不二家の生ドーナツ」イメージ編集部
「不二家の生ドーナツ」イメージ
「不二家の生ドーナツ」イメージ
「不二家の生ドーナツ」イメージ

 ドーナツ市場は専門店やコンビニ、ベーカリーなど競合が非常に多く、近年は生ドーナツを扱うブランドも増えている。その中で、不二家洋菓子店はドーナツ市場では後発ながら、「不二家の生ドーナツ」が販売開始から10日で累計15万個を売り上げる異例のヒット商品となった。その理由は、不二家が持つ洋菓子店としての強みを、ドーナツという手軽な形にうまく落とし込んだ点にある。

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「不二家の生ドーナツ」イメージ
「不二家の生ドーナツ」イメージ

 販売の背景には、ドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」で得た手応えがある。同ブランドは2024年9月のオープン以降、店舗数を拡大するなど好評を得ており、その反応を受ける形で、全国の不二家洋菓子店でも「生ドーナツ」シリーズを展開した。つまり、単なる流行商品の投入ではなく、「ドーナツ×不二家」の相性を確認した上で、既存の洋菓子店網に広げた商品といえる。

「不二家の生ドーナツ ミルキー」イメージ
「不二家の生ドーナツ ミルキー」イメージ

 ヒットの要因は、近年人気の“生”食感と、不二家らしいクリームスイーツの魅力を組み合わせたことだ。ふわっとほどけるような生地に、不二家自慢のシャンテリークリームを合わせることで、一般的なドーナツよりも軽やかで、ケーキに近い満足感を生み出している。特にストロベリーは、ショートケーキのような味わいが特長で、不二家洋菓子店を訪れるケーキ需要の客層にも受け入れられやすかったと考えられる。

「不二家の生ドーナツ ストロベリー」イメージ
「不二家の生ドーナツ ストロベリー」イメージ

 また、不二家洋菓子店が全国に店舗をかまえていることも大きい。話題性のある商品でも、購入できる場所が限られれば広がりにくいが、不二家の場合は多くの地域で身近に買える。ニュースやSNSなどで商品を知った人が、実際に店舗へ足を運びやすい環境があった。

「不二家の生ドーナツ チョコレート」イメージ
「不二家の生ドーナツ チョコレート」イメージ

 さらに、ミルキー、ストロベリー、チョコレートという味の構成も、不二家のブランドイメージと相性がよい。新しさはありながら、消費者にとって味を想像しやすく、「不二家ならおいしそう」と思わせる安心感がある。

「不二家の生ドーナツ ストロベリー」イメージ
「不二家の生ドーナツ ストロベリー」イメージ

 総じて、「不二家の生ドーナツ」は、生ドーナツの流行、不二家のクリーム技術、全国店舗網、そしてケーキ需要の取り込みが重なって生まれたヒット商品といえる。ドーナツの手軽さがありながら、シャンテリークリームやストロベリーの味わいによって、ケーキに近い満足感を楽しめる点が支持されたとみられる。特にショートケーキのような味わいは、不二家洋菓子店を訪れるケーキ需要の客層にも響き、10日で15万個という販売実績につながったのだろう。

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