
東京都、熊本県に店舗をかまえる人気タルト専門店「プリンセスタルト(Princess Tart)」。華やかな見た目に加え、大ぶりの1ピースや、果実と素材の組み合わせも魅力だ。今回は一部商品を実食した。
同店は2026年9月中旬現在、東京に5店舗、熊本に1店舗を展開。東京都内では中目黒、吉祥寺、目黒、池袋、下北沢に店をかまえる。特長は、フルーツやクリーム、食感の異なる素材を重ねた、パフェのような美しい構成のタルト。旬のフルーツを使い、それぞれに合わせるクリームは全て手作りしているという。季節とともにラインアップが変わり、その時々の味を楽しめる。

店舗のショウケースをのぞくと、果実の彩りや盛り付けの美しさに目を奪われ、心が躍る。どれもビジュアルが秀逸で、食べる前につい撮影して、誰かにシェアしたくなる。そして、実際に手にして気づくのが、1ピースあたりの大きさだ。見た目の華やかさに意識が向きがちだが、想像していた以上にボリュームがある。いくつも食べ比べたい場合は、シェアして楽しむのもよさそうだ。

「蜜柑のフロマージュタルト」は、食材の新鮮さが伝わる一品。ミカンのみずみずしい味わいと酸味がダイレクトに感じられ、果実そのものを味わう楽しさがある。ミカンにピスタチオチップを合わせているのも面白い。フルーツとチーズにもう一つの素材を添える、組み合わせの工夫が見える。

「バナナと白胡麻とカカオのタルト」も、取り合わせが気になる一品だ。バナナとカカオというなじみのある組み合わせの中で、白ゴマが存在感を放つ。フォークで割ってみると、アクセントのチョコチップが現れる。

一方、「苺とアールグレイミルクティーのタルト」は、イチゴにアールグレイを組み合わせた華やかな一品。好きなフルーツを選ぶだけでなく、「この素材と合わせるとどうなるのだろう」と興味をかき立てられる。

食べ進める際は、柔らかさにも注目したい。タルト台の上に重なる部分は柔らかいものが多く、フォークを入れると具材が下へこぼれ落ちることもある。きれいな盛り付けを保ったまま食べるのは少し難しい。テイクアウトでは取り皿を用意して、少しずつ切り分けながら味わうとよさそうだ。

特に印象に残ったのは、店名を冠した「プリンセスレモンタルト」。こちらはタルト台まで柔らかく、土台を含めた食感に特徴がある。レモンタルトとしての味わいも深く、華やかなフルーツを使った品々の中でも、しっかり印象に残る。店名を冠する一品として、初めて訪れる際の候補に入れたいタルトだ。

見た目の美しさと1ピースのボリューム、新鮮な果実、素材の組み合わせ。選ぶ楽しみも食べる楽しみもあり、4品を味わった後も、他のタルトが気になってくる。次々に新作が登場するため、とても一度の訪問では食べ尽くせない。次はどんな組み合わせに出会えるのか。リピート訪問必至の店だ。
なお、価格はいずれも購入時のテイクアウト価格。



















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